この妄想日記の主人公は「三岐貴道」。当駅長の3400系いもむし駅長の別名です。
主にお嬢様特急のキャラが登場します。あとこの話には一部、実話を含んで構成されてます。
8月11日。
「・・・さて、行くか・・・」カバンを持って私は駅に向かった。
始発列車に乗り込み、日本全路線乗り潰しをしながら、最初の乗換駅を目指す。きままな各駅停車の旅
・・・をしてるのではなく実は今日、神戸ハーバーランドに行くために旅にでたのだ。
道中は気楽にと、ちょっと寄道していこうと言う事で、すこし遠回りをしていく事に・・・。そして駅を降り立つと・・・。
真美「あら?貴道さんじゃないですか。」
貴道「あれ?桜井さんじゃないか。どうしたの?こんな所で?」
真美「先生の実家に招待されて来ているんです。実はこうゆう
古都で有名な所に一度来てみたくて。」
貴道「へぇ〜、そうなんだ。」
時計を見ると12時を指そうとしていた。
貴道「桜井さん。もしよかったらお昼でも食べにいこうか?
久しぶりに話もしたいし。」
真美「そうですね。じゃぁ、行きましょうか」
その後、一緒にお昼を食べて、
貴道「真美ちゃん、この後どうするの?」真美「この後ですか?奈良公園を見にいこうかと思ってます」
貴道「なら駅まではいっしょだね」真美「はい。今日は楽しかったです。久しぶりにお話できて嬉しかったですよ。」
駅で真美ちゃんと別れる。でも偶然だったとはいえ出会った場所が桜井駅駅前とはなぁ・・・
天王寺に着いて地下鉄に乗り換える。車内を見渡してみるとどっか見覚えのある制服姿の女性がいた。
ウトウトしてる様子なのでしばらく見ている事に。終点である千里中央に到着。まだ制服姿の女性は眠っていた。
ここはもう終点なので、「もしもし。終点ですよ」と声を掛けたら・・・・
女性「・・・ぅん・・・えぇ!!??」
慌てて列車から飛び出した彼女。しかしその前には壁が・・・
ドッシ〜ン!!
見事に顔から壁に突っ込んでいた・・・
女性「いたたたた・・・」その女性の顔をみて驚いた。「あれ??愛ちゃん!!???」
愛「・・あれ?貴道さん?どうして大阪に?」
それはこっちが聞きたい事でもあった。
愛「ここ・・何処です??」貴道「終点の千里中央だよ」
愛「はぁ・・また・・乗り過ごしちゃった・・」
愛「新大阪で降りようと思ってたんですけど・・・貴道さん、これから何処かいくんですか?」
貴道「万博記念公園へ行こうと思ってるんだけど・・いっしょに行こうか?」愛「いいんですか?では喜んで・・」
モノレールに乗り換えて2人で万博記念公園に向かう。万博記念公園駅で降りて改札口を出ようとしたら・・
ちひろ「わっ!」
貴道「どわあああ!!」愛「きゃあああぁ!!」
完全にふいをつかれたため必要以上に驚いてしまった。「えへへ・・」と声のする方に振り向くと・・
ちひろ「ひさしぶりですね。三岐さん、愛さん」貴道「・・・ねぎし・・ちひろさん・・・?」ちひろ「あったり〜♪」
相変わらずの笑顔でこっちを見ている・・・。いったい今の私の顔はどう見えているのやら不思議なくらいに・・・
・・・なんか今日は偶然が重なってるような気がするのは気のせいなのだろうか・・・まぁいいか・・・。
そして3人で万博記念公園にいくことになった。
愛「はぁ・・これが太陽の塔ですか・・・。すごい大きいですねぇ。」
ゲートをくぐって広場にでようとした瞬間・・・
突然、大雨が降ってきた。
幸い、屋根のある場所を抜ける前に降ってきたのでまだよかったほうである。
ちひろ「雨が降ってきちゃいましたねぇ」
愛「・・・ごめんなさい・・・。私のせいですね・・・」
貴道「愛ちゃんのせいじゃないってば(汗)」
通り雨だったらしくすぐに雨は止んで、花壇を通って塔の裏側に向かい歩く。
愛「あれが”真っ黒ちゃん”ですね。・・なんか恐いです・・。」
まさになんとも言えない絵と形の塔・・・。斬新さや奇抜さでは日本一であろう。
ちひろ「じゃぁそろそろ帰りましょうか。」
と言うことで二人を新大阪駅まで送ることに。
愛「すみません。送ってもらってしまって。」
貴道「いいって。俺も楽しかったから。またこうやってどこかで会えるといいね。」
ちひろ「また会いましょうね。貴道さん」
貴道「じゃあ、二人とも気をつけて帰ってね。それじゃぁ。」
愛・ちひろ「さようなら。貴道さん」
二人を改札口まで送り、私は新快速に飛び乗る。
本来の目的であるハーバーランドに向かうために。
時計を見てふと考える・・・。「間に合うかな?ギリギリやな・・」
しかし、なぜちひろさんは万博公園駅にいたんだろう?どうもつけてきていたような気がするのだが・・・(汗)
気にするとキリがなさそうなので止める事にする。それと同時に列車が神戸に到着した。
貴道「ごめーん!遅くなっちゃって」
その子「だめだめ。許しません。時間厳守は基本でしょ。」
ちなみに6分遅刻したのである。
貴道「それじゃぁ、雷爆料理長のマネ。”タァ〜ラタラリぃ〜♪”」
その子「・・・まだまだだめだね。似てないもん」
・・と言いつつも顔は笑っていた。どうやら許してくれたらしい。
その子「お腹すかない?なにか食べにいこうか?」
という事で茶店にいくことに。
なんで遅刻したのかとしきりに問われたが、偶然だったとはいえあまり信じてもらえそうな事ではないので
ごまかそうとするが墓穴を掘ってしまい、やむなく白状する羽目になる・・・。
その子「へぇ〜。それならそうと言ってくれたらいいのに。私も
行きたかったなぁ。ちひろさんと話もしたかったし。」
食事を済ませて外に出るとすでに日も暮れて、夜になっていた。
その子「ねぇ。見て。すっごくキレイだよ。」
こっちについた時には雨も上がっていて、晴れ間もさしていたので、今は澄みわたった夜空になっていた。
その子「やっぱり、電気ってすごいよね。」
貴道「はは。相変わらずだね。
その子ちゃんって。」
その子「今年からは二人で感謝するって、どうかな?」
貴道「じゃぁ、また来年のこの日に、この場所で二人で電気に感謝しよう。」その子「うん。」
その後、その子ちゃんと別れて時計を見て、私は驚いた・・・22時。明日は朝から仕事があるってのに・・・。
やむなく、ヒッチで名古屋に帰る事となった。