妄想巡礼日記。天橋立編
この妄想日記の主人公は「小浜 恭祐(おはま きょうすけ)」。当駅の乗客でもあるPoLoさんの別名です。
主にお嬢様特急のキャラが登場します。あとこの話は、当駅長が当人の許可を得て制作しました。
一部、駅長が天橋立に行ったとき実体験した話もあります。
京都駅。
若菜に会いに京都へやってきた。いきなり行ったら驚くだろうな、と思いながら。
・・・しかし若菜は京都にはいないと知らされた・・。「探さなきゃ!」と思った私は天橋立に向かう事に。

天橋立に到着。
急いで国立公園の方に向かう。天橋立は小さい場所なので
すぐ見つかりそうなのだが・・。 居ない・・何処なんだ・・。
途方に暮れていると、聞きなれた声に呼ばれたような気が
したので振り返ると・・・。

澪「やっぱり小浜さんでしたね。こんな所で奇遇ですね。」

恭祐「あっ、美弥車掌さん。ホントに奇遇ですね。どうしたんですか?」

澪「いえ、小浜さんが誰か探しているようでしたので、気になりまして」

どうもこの辺はヴェガに乗務してた時と同じらしい。しかし、そんな風に見えていたのだろうか?
若菜の居場所って美弥さんに聞いても判るだろうか?いや、やめておこう(汗)

恭祐「美弥車掌さん、どこかに行くところでしたか?」

澪「えぇ。成相寺と智恩寺に行こうと思いまして。小浜さん、いっしょにいきませんか?それと今は勤務外ですので、
名前で呼んでいただいて構いませんよ。」

恭祐「じゃぁ、成相寺のふもとにある傘松公園にでもいきましょうか?美弥さん。」

澪「そうですね。行きましょうか。」

ケーブルカーで登り、展望台に到着。

恭祐「ここが日本三景のひとつかぁ〜。」

澪「天橋立は登竜門とも呼ばれてるんですよ。
逆さ覗きをすると龍の姿にも見えるそうです。」

恭祐「だから”股のぞき台”があるのか・・・。」

澪「ちょっと、やって見ようかしら?」

恭祐「えぇ!?で、でも、そのスカートじゃ・・。」

澪「それもそうですね。ちょっと待っててください。」

え?っと思ったが、そそくさと美弥さんは去っていってしまった。
しばらくして美弥さんが戻ってくると・・、

澪「お待たせしました」

恭祐「!!・・・み、美弥さん!ちょ、ちょっと!!」

美弥さんの手を引き急いでその場を離れる。
確かにそっちだと短いかもしれないけど、この場では(汗)
しかし何処に着替えなんか持ってたんだろう・・・。
あえて問いただすのはやめよう(汗)

美弥さんの手を引いたまま山を降りる。



澪「どうしたんですか?慌てて降りてきてしまって」

恭祐「いや・・・なんか・・・ちょっと・・・」

澪「あの・・・恭祐さん・・・腕・・・」

恭祐「へ?・・・腕?・・・あっ!す、すみません!!・・つい・・」

澪「いえ、別に良いですよ。このままでも・・」

二人並んで天橋立を渡り智恩寺に向かう。

智恩寺に到着する。・・・あれ?・・・美弥さんはいつ着替えたんだ???

澪「このお寺は”三人よれば文殊の知恵”で有名なところなんですよ」

さすが美弥さん、車掌長なだけあって詳しい。ここでは二人で
おみくじ引くことに。

澪「恭祐さん。ほら、大吉ですよ。旅行運に吉だそうです。」

恭祐「へぇ。じゃあ俺は・・・」

おみくじを開くとそこには・・・「”凶””旅行運・控えたほうが良い”
”恋愛・うあき心は捨てよ””勝負事・先走ると負け”」

恭祐「・・・・・・(汗)」

澪「どうかしましたか?恭祐さん?」恭祐「・・いや、なんでもないですよ、美弥さん。」

澪「そうですか。それでは願掛けでもしてきましょうか。」

この時、私は必死に願った。”幸せになりたぁぁぁぁぁぁっい!!!(涙)”っと。

澪「恭祐さん。このあとのご予定はどうなってますか?」

恭祐「このあとですか?特に決めてませんが・・。」

澪「私、行きたいトコがあるのですが・・良かったらいっしょに行きませんか?」

美弥さんと頼みとあらばと是非いっしょにと。KTRに乗り込んで野田川駅に向かい、バスにのって向かった場所は。

澪「ここですよ。ここ」恭祐「はぇ??ここですか?」

澪「そうです。加悦SL広場なんですよ。一度来てみたかったんですよ。」

恭祐「・・・はぁ・・・そぉナンすか・・・。」

ここは、昔この辺を走っていたSLやら気動車などが展示してある。
美弥さんは興味深そうに列車の車内などを見学している。
やはり車掌である前に「鉄っちゃん」なんだろうか・・・。
なんかそんな気がしてきたぞ・・・。

また野田川に戻り、タンゴエクスプローラで帰ることに。

澪「それでは、小浜さん私はこのまま仕事に向かいますので。」

恭祐「はい、じゃぁ、また何処かで会いましょう。美弥さん。」

澪「また、ヴェガにご乗車くださいね。それではさようなら。」

美弥さんを見送り、私もそのまま、帰路に就く。
・・・しかし、美弥さんはホントいつ着替えたんだ??
ずっと隣に居たのに・・・。名古屋に向かう列車の内で
ずっとそれを考えていた・・・

・・・・ん???・・・なんか忘れてないか・・・??

・・!!・・しまった若菜探すのをすっかり忘れてた・・(大汗)

私はまた次の日も天橋立に向かうこととなった・・。
<妄想巡礼日記・天橋立編おわり>
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