第4話「〜配達しますの☆〜」

登場キャラ紹介:(各話ごとに新しく登場するキャラを追加していきます。)

白雪(シスタープリンセス)・この駅の近くに暮らしてる12姉妹の四女。駅近くの洋菓子店で
______________12人揃ってアルバイトをしてる。よく喫茶店で出すケーキなどを配達しに来てくれる。
______________ちなみに私が12姉妹の順番を勝手に決めるなら、
______________長女・咲耶。次女・春歌。三女・千影。四女・白雪。五女・可憐。六女・鈴凛。
______________七女・鞠絵。八女・四葉。九女・衛。十女・花穂。十一女・亞里亞。十二女・雛子。かな?
______________(決して属性順ではない(笑))
>ゲームでは独創的な料理を食べさせてくれるある意味パワフルな妹。自分を「姫」と呼んだり「ですの」が口癖。

花穂(シスタープリンセス)・この駅の近くに暮らしてる12姉妹の十女。説明長いので割愛(ぉぃ
______________よく駅の花壇のお手入れを手伝ってくれるそうな。
>ゲームではいつもお兄ちゃまを応援する頑張り屋さん。でもちょっとドジなトコが目立つ。



駅が年中無休なら喫茶店も年中無休。
そのため毎日毎日、喫茶店に配達をしにやってくる女の子達がいました。

白雪「おはよーございまーす、その子さーん。白雪が来ましたの。ちょっと開けてくださいですの。」

入り口で二人の女の子が、その子ちゃんを呼ぶ。

花穂「花穂も居るよ〜。・・・・って花穂が開ければいいんじゃないのかな?」

白雪「ほえ?・・それもそうですの。コレを置いて開ければいいんですのね。」

そんなやりとりがあったかと思うと奥からその子ちゃんがぱたぱた走ってくる。

その子「ごめーん。あ、白雪ちゃん、花穂ちゃん。配達ご苦労様。ささ、入って。」

白雪「はい、では今日の注文のケーキを持ってきましたの。見て欲しいですの。」

中に入ってケーキの入ったタッパーをテーブルに置いて中身の確認。

その子「うんうん。全部あるね。はい、ご苦労様。」

喫茶店で使うケーキはだいたいがこうやって注文をしてるのである。

その子「なら、はい。今日の代金とこれは私のお礼。どうぞ♪」

花穂「わーい、ありがとー。その子さん。」

二人の目の前に置かれたのはジュースやお菓子など。いつもケーキを持ってきてくれるそのお礼にと
いつからか出すようになっていたのでした。そんな折、休憩のために駅長も喫茶店に入ってくる。

駅長「おっ。白雪ちゃんに花穂ちゃん、こんにちわ。今日も配達かい?ご苦労様。」

テーブルに座ってる2人に挨拶。

白雪「駅長のにいさま、こんにちわですの。駅長のにいさまもお仕事お疲れ様ですの。」

花穂「駅長のお兄ちゃま。こんにちわ。」

この12姉妹の娘達は駅長をなぜかこう呼ぶ。

白雪「駅長のにいさま、もうお昼ですの?なら今度、姫がお弁当持ってきてあげますの。」

駅長「ははは・・・。期待してるよ白雪ちゃん。」

手早く済まして仕事に戻る駅長。駅長の立場ゆえ昼をとる時間はまちまちなのである。
ちなみに駅長が苦笑してるのはこの前それでひどい目に会ってるからである。

しばらく3人で話をして、ふと時計を見た花穂ちゃんが叫ぶ。

花穂「・・・あぁ〜っ、もうこんな時間。白雪ちゃん、もう戻らないと。」

白雪「あ、ホントですの。その子さん、また明日ですの。毎度ありがとうございましたの。」

その子「明日?・・・だって毎日配達してくれてる娘って違わない?昨日は四葉ちゃんと雛子ちゃんだったし。」

白雪「配達に行く場所はいつもみんなでジャンケンで決めますの。ですからジャンケンで勝てば明日もこれますの。」

ケーキを入れてたタッパーを持って喫茶店を出て行く2人。

その子「そんなコト、ジャンケンで決めてるの?」

花穂「だって、その子さんトコに配達って言ったらみんなが行きたがるんだもん。」

白雪「ですからジャンケンするんですの。今日は姫と花穂ちゃんが勝ったんですのよ。」

その子「へぇ〜。そうなんだ。なんか嬉しいな。」

ちょっと照れるその子ちゃん。

花穂「だって、いつもお菓・・・・(もごもごっ)」

花穂ちゃんが言いかけた瞬間、白雪ちゃんが花穂ちゃんの口を手でふさぐ。

その子「・・・?。どうかしたの?白雪ちゃん??」

白雪「あ、・・いえいえ、な、なんでもないんですのっ。ではまたきますの。サヨナラ〜。」

花穂「(もごもご〜〜)。」

そのまま帰っていく2人。「?」と頭をかしげながら2人を見送るその子ちゃんでした。


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