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大鬼谷キャンプ場でスノーキャンプを楽しみました。 2002年1月13日 〜 2002年1月14日 |
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キャンプ場の並木道も雪化粧 |
(プロローグ) 先週、女鹿平スキー場で久しぶりのスキーを楽しみ、子ども達は雪と戯れました。帰り道、「来週も雪があったらキャンプに行こうか?」「うん! 行く!」 (予約) それからしばらく暖かい日が続き、どんどん積雪は減っていく日々。状況が気になっていました。日程的には3連休、2泊3日の行動も可能なのですが、残念ながら、妻に12日用事があり、13日からの1泊2日での行動になります。 1泊2日となると遠いところは厳しいし、スノーキャンプをなかばあきらめ、近場でキャンプすることにしました。出発前日の昼過ぎに「吉井竜天オートキャンプ場」に予約の電話を入れました。 子ども達に雪が少ないので、普通のキャンプにする事を話すと「雪がないと意味がない! 少し時間が掛かっても雪が良い!」・・予想もしなかった答えに戸惑いました。 「じゃあ、モリトさんが大鬼谷キャンプ場に行っているから、どのくらいの雪の量か聞いてあげる。ただ、暖かかったから大鬼谷でも雪がないかも知れないよ。電話しようか?」「うん!」 早速モリトさんに電話を入れました。「どんな感じですか? 雪の量は?」「通路は除雪してあるし、サイトには30〜40cm積雪がありますよ」「えっ3cmですか?」「いえ30cm、もっと深いところもあります。」「お邪魔しても良いですか?」「どうぞ!」「じゃあ、これから予約を入れます。チェックインは何時でしたっけ?」「この時期はいつでも大丈夫だと思いますヨ」 なんと、電話一本で大鬼谷に行くことになってしまいました。吉井竜天に予約取り消しの電話をしてお詫びし、大鬼谷に電話しました。 (準備) 妻もスノーキャンプは諦めていたので、準備が大変でした。キャンプに行くつもりが急にスキーに変わったようなものですから、夜遅くまで服装の準備をしていました。 私の方は、車もスキー仕様、タオスの準備も終わっていますので、特に新しく準備することなく済みましたけど・・。昨年の青木湖キャンプ場で極寒を体験しているので、その経験が役に立ちました。 (出発) 1泊2日ですので、朝7時に出発する予定でしたが、案の定、寝過ごしてしまいました。前の日におおよその積み込みは終わっており、残りを積み込んで倉敷を出発したのは8時15分でした。 倉敷ICから山陽道に乗り、岡山道から中国道を経由して庄原ICに到着したのは10時前でした。道中、車が少なかったです。 (買い物) 買い物をするため、BIG(スーパー)に立ち寄りました。駐車場は開店直前だったこともあり、連結状態で駐車することができました。扉の前には開店を待つ人々がいました。「あれ?」、店内に入ると理由が分かりました。全国駅弁大会をやっていました。20種類くらいあるでしょうか。急遽予定変更です。キャンプ場で作るはずの昼食は「駅弁」に変わりました。 ワゴンセールで長靴がありました。上部がひもでくくれるタイプのものです。積雪量から考えて、持参したボアの長靴では短いので、子供用を2つ買い込みました。結局、かなり買い物をしてしまいました。 (キャンプ場へ) 10時半にキャンプ場に向け出発し、到着したのは11時を少し回った頃でした。道中、路上には雪はありませんでした。周りの景色はトンネルを通るたびに変わっていきます。最初は余りお目に掛からなかった雪も段々と増えていきました。管理棟前に積まれた雪の量に感心し、チェックインの手続きを行いました。 サイトにはスノーピークのタープが張られていました。除雪車の先導に続きます。私のサイトの手前には、カッチャン、たあぼう、浜田さんがデイキャンプを楽しんで居られ、奥側にはモリトさんが居られ、暖かい笑顔の歓迎を受けることができました。 タオスをサイトに入れるため、除雪車でサイトの除雪が行われました。次から次へとサイトの雪を後ろに飛ばしていきます。30cm以上あった雪が除かれ、タオスの押し込みスペースが確保されました。昨年の青木湖の経験からジャッキホイールが埋まるような場合、トレーラーの手押しが難しいのが分かっていたため、連結したまま微調整し、押入れは完了しました。 (設営) 周り一面雪景色で、結構な積雪がありました。気温も暖かく、時折日差しのさす天気で風もなく、良いコンディションでした。体を動かしていると上着がいらないくらいです。早速、いつものようにタオスの設営を行いました。子ども達は雪の中に遊びに行ってしまいました。 (昼食) 昼食は駅弁で簡単に済ませました。色々な駅弁を楽しむことができ、良かったですし、楽もできました。子ども達は食べ終わると、スキーウェアに着替えて直ぐに雪の中に遊びに行ってしまいました。雪の威力(魅力?)は凄まじいものがあります。子ども達同士も直ぐに友達になり、一緒に遊んでいました。 隣のタープ下にお邪魔してワインをご馳走になりながら、楽しい時間を過ごすことができました。子供に交じって一緒に遊び、特に斜面をタイヤで滑り降りるのは、どちらかというと大人の方が楽しんでいたように思います。雪って、大人を子供に帰す効果もあるようです。 (夕方) デイキャンプを楽しんでおられた皆さんも片づけて、キャンプ場を後にされました。迫り来る夕闇の中、キャンプサイトは我が家とモリトファミリーだけになりました。子ども達は暗くなってもなお、遊ぼうとしていましたが、夕食としました。 今回の夕食は「酸っぱくナイス」と「チーズフォンデュ」です。「酸っぱくナイス」は金子家名物の料理の一つで、皆さんにも昼間食べていただきました。簡単に作れるのでお勧めです。「チーズフォンデュ」は調理しながら食べることができます。両方とも、我が家の定番の料理です。 子ども達は遊び疲れたようで、20時前にシュラフを出すとスヤスヤと寝てしまいました。本当に楽しかったようです。 (管理人さんと・・) 22時頃、モリトさんのシェルターにお邪魔しました。シャンパンを傾けながら、色々とお話ししていると管理人さんが来られ、一緒に楽しい会話を楽しむことができました。以前は、このキャンプ場でもスノーキャンプを楽しむテントキャンパーがシーズン100組くらいいたそうですが、最近は少ないそうです。 考えれば、11月頃から春まで冬眠されているキャンパーが周りにも多いです。モリトさんとホームページなどで啓蒙活動しなくては!と話しました。 管理人さんもおっしゃっていましたが、「特別な装備は必要ありません。電源がありますから、シェラフも3シーズンのもので十分。ホットカーペットや電気毛布、電気ストーブなどを持ち込めば誰でもスノーキャンプを楽しむことができます。中にはこたつを持ち込む方もおられますよ。」 私もその通りだと思います。去年の青木湖でも堪能しましたが、スノーキャンプは一度やってみると病みつきになるくらい魅力があります。 今回も管理人さんから良いお話を聞くことができました。「この時期、サイトは十分に空いています。天候など状況をしっかり見極めて、場合によっては止める勇気も必要です。」このお話を伺ったときにアウトドア人だなあと感心しました。凄く得した気分になりました。 モリトさん、遅くまでおつき合いいただいてありがとうございました。サイトに戻って眠りについたときには日付が変わっていました。 (夜中のトラブル) タオスの中はLPガスのFFヒーターとセラミックヒーターで暖房して、ぬくぬくでした。5時過ぎに目を覚ましたとき、FFヒーターが長い時間点火したままで、切れないことに気づきました。タオスのFFヒーターはサーモスタットでコントロールされ、設定温度付近で作動と停止をを自動的に繰り返します。 吹き出し口に手をかざすと、ほのかに暖かい空気が吹き出していました。いつもなら熱いくらいなのですが・・。外に出てみるとLPガスボンベ全体に霜が付いていたので、ホッカイロを何枚か張り付けました。しばらく様子を見ましたが、吹き出し風が冷たくなったので、FFヒーターを止めました。そうです、原因はガス欠でした。 止めていたもうひとつのセラミックヒーターのスイッチを入れ、セラミックヒーター2つで朝まで過ごしました。ガス欠になる位の残量と知っていましたので、心づもりはしていましたので問題なく過ごすことができました。 (朝) 目覚めたのは8時前のことでした。朝食にはクマさんに教えていただいた「たぬきおにぎり」を試してみました。子ども達の前に混ぜたごはんを置いて、自らラップで握らせ食べさせました。サクサクした触感もあって、美味しかったです。子ども達にも大好評でした。それからコールマンオーブンで「キッシュ」を焼きました。こちらも美味しかったです。食後、子ども達は着替えて外に飛び出していきました。やっぱり雪の魅力にはかないません。 しばらく場内を散策しました。川の流量は豊かで、雪の中近くに行くことができました。MTBコースなども雪に埋もれて・・「埋もれて」が良い表現です。凄いなと感じたのは木々からは芽が出始めていることでした。まだこんな時期なのですが、感心しました。自然は生きています。 後かたづけを済ませて、サイト前にテーブルとチェアを出し、コーヒーを味わいながら、「のんびりした時間」を妻と楽しむことができました。子ども達同士、かくれんぼしたり、そりに乗ったりと場内狭しと遊んでいました。 (楽しかった・・) 子ども達は名残惜しそうでしたが、今回のキャンプも終わりが近づいてきました。キャンプ場の露天風呂で汗を流し、乾いた服に着替えさせました。モリトさんファミリーにご挨拶してキャンプ場を後にしたのは、15時過ぎのことでした。 16時過ぎに庄原ICから高速に乗り、帝釈峡PAでお土産を買い、おにぎりを買い込みました。その後、大佐SAで給油して、来た経路を逆にたどって帰りました。中国道は車が少なかったですが、岡山道は車が多かったです。ほとんどがスキー帰りの車のようでした。18時20分に帰宅しました。 (絶対お勧め!) スノーキャンプは楽しいです。特に子供には大受け間違いなし! 管理人さんのお話にもありましたが、冬山用の装備は必要ないと思います。天候の悪いときには行かないのが正解ですし、色々な工夫を施すことによって、問題なくスノーキャンプを楽しむことができます。まだ、経験したことのない「あなた」・・今度トライしてみませんか? 2002.01.16 |
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サイト風景 |
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お昼は駅弁で済ませました。 急遽、予定変更です。 |
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モリトファミリーのかまくら作り |
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夏に利用した林間サイトもこのとおり |
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この奥がMTBコースです。 雪が深いことが分かります。 |
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子供達の秘密基地? |
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炊事場です。扉を開けたところの流しは ガス湯沸かし器付きでお湯が出ます。 裏側がトイレになっています。 |
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酸っぱくナイスは好評でした。 |
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夕食はチーズフォンデュにしました。 |
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クマさんに教えていただいた タヌキおにぎり。 子供達に大受けでした。 |
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タイヤ滑りは大人達にも好評 |
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ソリも大迫力です。楽しそうでしょ! |
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