マベパールの話



 私がジュエリーにかかわるようになったそもそものきっかけはインドネシアのジョクジャカルタで手に
入れた一つのマベパールでした。それではマベパールとは一体どんなパールなのでしょう。

 ご覧のようにマベパールは半円形のパール
です。

 日本では白が殆どで色が付いたマベは見当たらないといっても過言ではありません。たまに通販などで特別販売といって色付きが有りますが・・・・。
白以外は人気が無いのかもしれません。
 この写真の白色のイヤリング以外は総てインドネシアで手に入れています。
 左上二つの指輪と左下プラチナ台のペンダントはパールのみ買ってきて日本で業者に持って行き空枠にセットしてもらったものです。 真中の中高のペンダントはグリーンのピーコックカラーのパールですが写真ではよく分りませんね。

どうして半円形をしているの


   


 マベパールはマベ貝の殻の内側貼り付けてそこに真珠層を巻きつけさせるというわけです。
貝としては異物があって邪魔なので吐き出そう吐き出そうとするわけですがでくっつけられているので吐き出せません。
その吐き出す行為が真珠を巻く行為になっている訳です。

 このマベ貝は二つマベパールが付いた状態の左の写真の形になっているのを貰ったものです。
それを二つくっ付けたままでカットし女性の胸として顔は18金で作ろうかなと考えていました。
カットは電動糸鋸でやりました。貝の殻はカルシュームなのでまるで爪が焦げるような悪臭が出て往生しました。
更に貝の厚さが7mm位有るので裏側も薄くしなければなりません。
回転研磨機でゴリゴリこするとマタマタ悪臭です。ある程度納得がいくところまで薄くして知人に見せ女性のバストにすると説明した
ところ「なんだかいやらしくない?」と言われてしまいました。
そこで私もそうかなと思いそのままにしていました。
 とーころがおたちあい、半年後カットしたパールを取り出してよく見ると層と層の間にわずかばかりの隙間を発見。

その隙間に薄いへら状の金属を差し込んだらパカッと二つに剥がれたではありませんか。

   


  あちゃーっと思ったらポロリと写真のような半円(半球)の中身が出てきたのです。
なーるほどと多いに納得。プラスチック軽いものでした。
これを最初のアイデアどうり女性のバストとしてデザインするとなると、この中身も一緒に収めて加工しないと、空洞のままでは
割れてしまいます。

 現実の女性達も胸に何やら詰めたりしている人もいますがマベ貝も同じだなあーと感じ入ってしまいました。
そうなってみると今まで手に入れたマベ真珠は皆あのプラスチックの中身があるということになるわけです。

 最近ではスリークオーターマベ真珠といって半円どころか真円に近いものも出ていますが核になるプラスチックを球状に近くして
貼り付ければ可能だということです。

 右の写真でお分りになるでしょうか?向かって右側のパールの方がやや大きいというのが。
カットしたときの写真で分りますが右のパールは貝のの中央に近いため貝を閉じた時の空洞が広く大き目のが使われたということです。

ちなみにパール左の直径は15.8mm(プラスチック14.3mm)右の直径は17.3mm(プラスチック15.0mm)です。
写真ではプラスチックが左右反対になってしまいました。こりゃ又失礼しました。ポリポリ

                                              マベパールの話 終わり



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