ブローチペンダントのページ


宝石 旅紀行   珊瑚(台湾)   ブルートパーズ(北京) 


 ブローチ、ペンダント共、大き目に作ります。

太目の首には大きいアクセサリーでないと
貧相に見えます。

 とかなんとか言って、はっきり言うと
首が太いの。わるかったわね。イヒヒヒ

 ブローチは 写真の下段右から4個と一番左の琥珀
です。
といってもチェーンをつければペンダントとして使えます。











左から 珊瑚のカメオ
     珊瑚の寸法 30×23mm 
     全体 40×35mm 70,000円
     ダイヤ 0.08カラット

次は 琥珀のインタリオ
     (内側から彫刻したもの)
      琥珀の寸法 28×20mm 
      全体 35×26.5mm 56,000円
          千幸さん所有
 
右側 南洋パール  このペンダントは 
    形が不定形です。 水鉄砲の
ような器具からドロドロに溶けた蝋を押し出し,
それを固めて鋳造したものです。
 裏抜きされてない分、非常に重いです。
ダイヤが10石(0.31カラット)あちこちに付いてます。
  全体の寸法 67×35mm   パール 14×12mm  18金 18.20g   140,000円


宝石  旅紀行(珊瑚)]

 珊瑚は高知県、沖縄県の特産品として有名です。 種類というか色も様々有りますが日本では血赤(ちあか)珊瑚と呼ばれる
深みの有る赤い色が一番良いとされていますしとても高価です。
ところがヨーロッパではエンゼルスキンと呼ばれる薄ピンク色が最も好まれ値段もお安いのです。
写真の珊瑚のカメオはそのエンゼルスキンのピンク色をしています。

この珊瑚は、台湾と中国大陸の中間に有る膨湖島(ぼうことう)で手に入れました。

 沖縄から台湾にかけて良質の珊瑚が採れるようで沖縄にも台湾にも加工工場が幾つもあります。
パック旅行で行くとその工場の見学が入っていることがあります。
 膨湖島は台湾に属していますが日本からの観光コースには入っていないので個人で行くしかありません。
この島は珊瑚礁で出来ている島で山や丘等なく、強い風が常に吹いているので大きな樹木等も無い平地の島です。
 私は台北から飛行機で膨湖島の馬公(マーゴン)に行きました。

 ここで大失敗。帰りの時間をチェックしている間に飛行機客を乗せたバスは出てしまったのです。
次のバスが来るのは何時間も後になるし店も無ければ人もいない、典型的なローカル飛行場でした。
タクシーすらいませんでした。泣きたくなるほどあたり一面何も無い原野です。

 困り果ててうろうろしていたら、一台のバスがやって来たではありませんか。ヤッホー 天の助けとはこのこと。
しかしそのバスが大変なしろもの五十年前のポンコツではあるまいかと見まごう程のすごさなのです。
車体は泥だらけで私の子供時代に走っていたボンネットのついた田舎のバスを想像してください。
 何が何でもこれに乗らなくてはとそのポンコツに走りよって乗ろうとすると運転手が中国語「ダメダ 乗れない」とでも
言っているのでしょう。手と首を振って拒否のサインを出していました。悲しいかな中国語は一切分りません。

私は「マーゴン,マーゴン I want to go magonn.」と何度も叫びましたが運転手はステップに上がっている私に中国後でワアワア
言いながら「降りろ降りろ」とサインを出し続けました。
 私は置いて行かれてなるものかとステップから降りないで粘り続けました。押し問答の末、運転手は諦めたように両手で軽くハンドルを叩き
「分った 乗れ。」と言うような身振りをしたではありませんか。
「しめた。」と思いました。
やれやれとステップを上がりバス代が分らないので手のひらに何枚かの小銭を載せて差し出すと運転手もやれやれこの厄介者が
というような感じでバス代を取りました。

 中に入るとこれまたビックリクリクリクリックリ。外観がポンコツなら中もそれを上回るポンコツ振り。
座席の背もたれの中身がはみ出し鉄骨がさびさびに錆びてむき出ていたり、窓ガラスは開いたまま壊れていたり、降りるサインが
紐で出来ていてそれを引っ張ると運転手の所に有る鉦がチンチンと鳴るようになっていました。
これは後で分ることですが、飛行機客を乗せるバスは今風の綺麗なバスでした。

 バスに乗れたことに安心して一息ついて乗客を見まわすと又ビックリ。手ぬぐいで頬かぶりをしたオッサン,オバサンが皆こちらを
ジーッと見ているではあーりませんか。
無理も無い。運転手と分けの分らぬやり取りをして強引に乗りこんできた女に感心が有るのは当たり前。
この位は我慢我慢。

 しかしこのバスどう見ても市街地の方へ行っている様子ではない。私の行きたい所は馬公の中心街なのだ。
不安が頭をもたげるが、バスに乗りこむときに馬公に行くのか念を押したら運転手はウンと肯いたはずだ。
このバスはあっちの村こっちの入り江と各部落を巡り巡って 四十分後位にやっと中心街に着くバスだったのです。

 途中の町や村で客が降りたり乗ったりしたけれど、不思議な乗客の私を見てヒソヒソ話をし、頷いて席に座り,降りる時もう一回
私を見ていきました。確かに私はそのバスにはふさわしくない乗客でした。身なり風体が著しくかけ離れていました。

 乗りこんでくる人はその土地の普段着の人達ばかり、手には魚が入ったビニール袋がぶら下がっていたりしてました。
特別オシャレはしていないけど一応それなりの服装をし、ジュエリーなんぞも身に付けていた私に運転手が「だめだ。」と言った意味も
この時分りました。とはいえ面白い経験でした。

 さてそんな膨湖島への第1歩でしたがこの島へ来た目的は珊瑚でした。
この島周辺も珊瑚の産地で加工場が有り本島より安く手に入ると言う情報をつかんでいました。
町の中心といってものんびりとしていて昔にタイムスリップしたみたいでした。季節は春三月 観光客もまだ少なく車の数も
極端に少ないのです。狭い街だから車は必要ないのでしょう。

 幾つかある通りの一つに珊瑚屋が集中していて馬公全体で三十軒ほどあるということでした。
たまたま大きくて綺麗な店があったので入ったら店番がおらず「ニイハオ」と大声で何度か声をかけたらご近所にいた人が近くの店に
駆け込んで行くのが見え、太ったオバサンを引っ張ってきました。
その太ったオバサンが店番兼その店の奥さんだったのです。ヒマだったのでよそのうちで油を売っていたようです。

 気の良さそうなオバサンと身振り手振りで会話をし、少しばかり珊瑚の製品をかいました。
その店その店で扱う物が違っていました。どの店も同じかと思っていたけれど、それぞれの得意分野があることが分りました。
一軒一軒の店を見て回るのが面白くて全部回らないうちに日が暮れてしまいました。

 そこでその日はその街で泊まろうと決めホテルを探していると突然ピストルの連続発射音が聞こえ身が震え上がってしまいまし
た。ところが他の人達は何事も無かったかのように平然としているので不思議に思いました。
道行く人が恐怖におののく私の顔を見て「バクチク」と日本語で教えてくれました。
ナアーンダそうかと急に恐怖から開放されると自然とニヤニヤしてしまいこれが又次の災難へとつながってしまったのです。
一難去って又一難。 足元が突然ツルッとしました。おっとっとっとと体制を立て直し、何事かと下を見ると,
な な なんと犬のウンチを踏んでしまったのです。

なんてこったあー。確かにこの街には犬の糞があちこちに落ちていて街の人たちは気にならないのかなあと思っていました。
いくら犬の糞が多くても、私がそれを踏むなんてドジは絶対やるわけがないと確信していたのに、ああそれなのに、
トホホホホ。恐怖から開放されて一瞬油断があったのです。

 次の朝、一番に入った店で珊瑚のカメオを見つけました。台湾本島での珊瑚の売れ行きが悪く何か工夫をしなければと
イタリヤのカメオ職人を呼んで珊瑚にカメオ彫りをしているという情報を知ってはいましたが見るのは初めてでした。
赤やピンク,斑入りのもありました。手にとって見てみると繊細で彫りの深さが有り写真にあるこのカメオの珊瑚が気に入り、
これ一つだけ買いました。その後何軒か見て回り今度は空港行きの綺麗なバスに乗り短時間で空港に着くことができました。

 ここでのこんな珍奇な思い出が忘れ難い良い思いでとして心に残りその後の台湾の旅も楽しかったので帰国してから
中国語の勉強なんぞを始めてしまいました。勿論ものにはなりませんでしたが。テヘヘヘ
                                                      旅紀行 珊瑚 了 


  ブルートパーズ 
 石だけでもずいぶん大きいです。 28mm×25mm
 そのうえ 枠も大きいので重量がかなりあります。 18金  19.96g
 首の太い人でないと肩が凝るかも知れません。

 石の上部にダイヤモンドを一列に入れて、そこだけロジュームメッキをして います。又、
バチカンに当たる部分にも入っています。
    ダイヤモンド 0.27カラット

 このブローチは、バチカンが本体と一体になっているのでスイングしません。

 全体の長さ 71mm×35mm   150,000円



 南洋パール  このパールはとても大きくて、見ごたえがあり
ます。使用金属はプラチナです。あとの作品は全部18金です。  大き目のダイヤが3個 小さいのがチェーン通しに2個ついていま
す。

南洋パール 直径21mm ダイヤ0.23カラット
        pt 18.87g   大きさ 50×25mm 
        298,000円








左側ホルダー

 トルコ石3個  表面はつや消し。[スペイン バルセロナのモンセラットの印象]
 この丸い台は決してまん丸ではありません。例によってシンメトリーを好まない私
は丸いけれどきっちりと丸くは無く、何となく丸い形にしたのです。
 ではどうやって。それはフライパンでホットケーキを焼くのと同じだと思って下さい。
 溶かしたローを鉄板にたらすと広がって丸くなりますね。
ローの温度が高いと薄く大きく広がってしまい低いと広がらずに丸くなりません。
幾つもやっているうちに、気に入ったものが出来るものです。

このトルコ石の色はやさしいブルーでいかにも自然な感じで大好きな色です。
濃い色がいいと染めのトルコばかりの中で頑張っているねえお前さん。
直径8mmのトルコ石  本体の大きさ 36mm×32mm  18金 14.35g  45,500円





右側ホルダー  ブルートパーズ   ダイヤ10個以上(老眼で良く見えません。トホホホホ)


[宝石 旅紀行 (ブルートパーズ)]

 このブルートパーズは北京の繁華街を一人でぶらついている時、  何の
気無しに横丁に入り込んだら そこは宝石の卸問屋街だったので
すが、そこで手に入れました。

  一軒一軒くまなく見て回りましたが、余り大した物は有りませんでした。

 しかし何か記念にと思い、スーパーブルートパーズとも言うべき色が 鮮や
かで濃 く、カットの面白いその石を買いました。

その石は確かに 日本で買うよりは二割位、安かったのです。嬉しかった
です。

 ところがであります。毎年 一月末に東京 有明のビッグサイトで行われ
国際宝飾展[一般の人は入場できません。世界中から宝石 その
他を売 りに,やって来る一大イベント]に行った時 甲府の研磨屋が 同じカッ
トのブルートパーズを、私が買った値段の半額以下で売っていたでは、
あーりませんか。しかも ジャラジャラと沢山。クヤシイーッ







 思い出すと、北京の横丁の風景から国際宝飾展で値段を知った時までの一連の出来事が映像になって頭の中を駈け巡ります。
これを「走馬灯のように」と表現するのですね。そんなイキサツの有る石です。

                                             旅紀行 ブルートパーズ 了


ブルートパーズ  一辺が16mm、 全体の長さ 46mm×22mm, k18 13.29g ダイヤモンド 0.25カラット
            125,000円

右側ホルダー下  南洋パール 私は常に左右非対称のものばかり作りますが これはその最たる物でしょうか。
            バチカンの付いている下のふくらみにダイヤが10こ以上入っています。 


     ブローチ やペンダントヘッド は、指輪に比べると、制約が少なく 作りやすい と
    いえます。   指輪 は 指のサイズに合わせてデザインしなくては ならないし、高さや指の丸み
    等を考えると作りづらい ものです。

    その点前者は半立体で 大きさも自由ですから思いのままにデザインができます。
     だけど 裏に針等の蝋付けがうまく納まるように取り付けることが結構 難しいものです。

    しかし 前にも書きましたが、大きく作るので どうしても使用金属が多いために重くなり 高価
    なってしまうのが欠点です。昔だったら、財産として18金なんぞは価値が有ったものですがねえ。
    今では只、重いだけーってね。
     だあれ そんなことを言うのは。今でも十分値打ちが有りますよ。




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