岡山天体物理観測所の写真その3です。
カラーの2枚は良く覚えていませんが1984年4月に新分光器の立ち上げに参加した時のもの、モノクロは1984年6月に188cm鏡の再メッキ作業に立ち会った時のものです。
既にすばる望遠鏡の技術検討が始まっていて、ミラー支持システムの見学を兼ねていたと思います。
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新分光器です。
カセグレン焦点に装着されています。
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作業メンバーでの記念写真です。
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91cm鏡セルの支持システムです。
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これはメッキ装置だったと思います。
ミラーを真空槽に入れてフィラメントにアルミを付けて通電加熱し、ミラーにアルミを蒸着させます。
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外された188cm鏡。
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古いメッキを剥がして洗浄しているところ。
私も参加させて貰いました。
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188cmセルの裏側です。
テコを介して重りの力でミラーを押すので傾きに応じて適正な力で押すことができます。
これは受動制御ですが最近の望遠鏡は力を計測しつつ制御する能動制御になっています。
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1個の重りの力を3箇所に分散してミラー全面を均等に支えるようになっています。
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2018年3月の国立天文台ニュースです。岡山天体物理観測所が事実上の閉鎖となったそうです。
と言っても、188cm望遠鏡の共同利用が終わり国立天文台のCプロジェクト岡山天体物理観測所は解散するが、特定の大学による188cm望遠鏡の系外惑星探査での活用は続けるそうで、また隣接地に建設中の京都大学3.8m望遠鏡の共同利用が始まるとかで、わかりにくい組織変更ではありました。
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