亀形石造物
藤原宮跡
 

発掘によって次々とよみがえってくる飛鳥の姿。
地面を掘り返すと必ず何か出てくるのではないかという気がしてきます。

☆飛鳥藤原宮跡発掘調査部資料室
藤原宮跡を見に行く前に立ち寄りました。
香具山のふもとにあります。
ここでは当時の食事が再現されていました。
貴族のメニューが豪華なのに対し,庶民の食事は…。
亀形石造物
この発見のニュースには本当に驚かされました。
この不思議な形をしたものは一体何なのか?
どうやら水を使った施設らしいとのことです。
斉明天皇の庭園だったようですが…。
後方の煉瓦のような石はレプリカです。
本物は地面に埋められているそうです。
藤原宮跡
藤原宮は持統・文武・元明天皇の都ですが,
天武天皇の頃から造営が始まっていたとも
言われています。
最近の発掘調査から,
平城京よりも広い都だったとも考えられています。
鴨公小学校が藤原宮大極殿の跡に
建てられていることがわかり,
急遽小学校を移転したという経緯があったそうです。
昔の都の跡地にグラウンドが広がっている…。
これも歴史ある土地ならではのことですね。
ここは開けた土地で,大和三山(畝傍山・香具山・耳成山)が
よく見えます。
持統天皇は
「春過ぎて夏来たるらし白たへの衣干したり天の香具山」(巻1・28)
と『萬葉集』で詠んでいます。
確かにここからだと香具山がよく見えます。

(04/07/31)

[奈良2TOPへ]