法華寺・平城宮跡
 

岩船寺からしばらく車で走ると,東大寺の裏側に出てきました。
裏側から大仏殿や興福寺の五重塔が見られるとは思わなかったのでビックリ。
聖武天皇陵のそばで佐保川の流れを見ましたが,
思ったよりも小さかったのでちょっとがっかり。
春の佐保姫っていうのに…。
法華寺
光明皇后が開いたというお寺。
もとは藤原不比等の邸宅だったそうです。
平安時代には滝口入道との恋に破れた横笛が
この寺にいたといいます。
浴室(からふろ)は光明皇后が1000人の垢を流したと
いう話が伝わっています。でも,中は見られなかった…。
東庭園にはいろいろな植物がありましたが,
薬草園といった感じもしました。
本堂には光明皇后の姿を写したといわれる観音像あり。
平城宮跡
今は広大な原っぱが見えるだけ。
でも,かつては都が栄えていました。
展示館にはボランティアの解説員がいて,
詳しく説明をしてくださいました。
曰く,「夏は暖房,冬は冷房完備なんですよ。」
…なるほど,この日は38℃をマークしたというのにも頷けます。
ちなみに,発掘現場を屋根で覆って一般公開しているところです。
大極殿が2つあるのが平城宮のおもしろいところ。
平城宮から都を遷し,また戻ってきたことがあるからだそうです。
2つの大極殿の表現の仕方は人によって違うらしく,
展示物にもさまざまな表現がありました。
柘植が植えられていますが,これは建物の柱の跡です。
これは内裏の跡らしい…。

(04/07/31)

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