新政令指定都市の市議選挙における『全区投票、区割り当選方式』提案

政令指定都市の議員選挙においては、地域バランスを保つことや顔の見える選挙にするため、区割り方式が採用されています。しかし、西部地区の広域合併の場合、そのままの方式を採用すると、かえって悪影響を招くと考えます。例えば、地元区に公共施設を引っ張ったなどの成果と言えない結果や、地元企業や団体との癒着、これらによる投票率の低下、そして政令指定都市になったことでの反一体化になるとも考えるのです。そこで、投票にあたっては選挙区外の人にも投票でき、当選にあたっては、地域バランスを保つために選挙区ごとに上位から当選していくという方式を提案します。こうすれば、有権者にとっては選択肢が広がることになり、水窪の水源のことを考えた浜松の議員、舞阪駅前を考える浜北の議員などを選ぶことができます。また立候補者は、自分の選挙区のことだけを考えるわけにはいかなくなり、新政令指定都市全体から世界を見る視野が必要になると考えます。なお、選挙区ごとの当選では得票数の逆転もありえますが、これは単純な区割り方式でも起こることですので、合意が得られるのではないかと思います。
もちろん、これを実行するには、立候補者だけでなく有権者の目も成長する必要があるでしょう。他地区の議員の実績を評価する必要があるからです。しかし、21世紀型政令指定都市の市民社会として、浜松から全国に発信するチャンスであるとも考えます。いかがでしょうか?