空も飛べるはず。〜ニシエヒガシエ〜

 

 赤の流れが見えた。視界を覆う赤色の流れ。

 ……西、から…………?

 そっと目を閉じる。はっきりとしない、それなのに確かな気配を西に感じた。

 どこだ……? その場所は……。

 いや、それよりも。どうしてそんな場所にまで『あれ』の影響があるんだ?

 自分の持っていた『あれ』だけではそんな遠くまで影響は与えられない。
自分以外にも誰かが『あれ』を持って影響を及ぼしているとしか考えられない。

 だとしたら、誰が何のために……?

 はたと思い至る。もしや、この赤の流れは『彼女』の存在を示すものなのではないか?

 自分に呪いをかけた、あの少女。……『彼女』がこの本流をたどった先にいるのではないか?

 確信に近い予感がした。もしもそうならばすべてのつじつまがあう。

 西へ。

 そこに『赤の呪い』のもととなるものがある……。

 

 回の数が書いてないのは、別にミスじゃないです。この話は話数を無視して書いたものなので〜;;
 サブタイトルは、Mr.Childrenの曲からです。

 

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