月刊誌やさまざまなメディアで発表された短編を集めたもの第二段です。
基本的に独特な世界観をもった星界シリーズの脇役に焦点を当てた話
アーヴという異人種の「奇行」が結構細かく考えられており、なかなかに楽しめます。
読んでいる時には気がつきませんでしたけれど、おそらく多少のブラックユーモアも入っているのでしょう。
本編が長らく出ていないので、その間をつなぐやや販売戦略めいたものも見えますが、
書き下ろしてはないので、邪推のしすぎかもしれません。
もっとも、長い戦争期に入った本編は、「紋章」のようなジュブナイル的な展開が難しいもの確かで
そうすると、こうやって短編で間をつなぐしかないのかもしれません。
書名 | 著者 | ISBN | 値段 | 出版社 | 初版 | 装丁 |
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星界の断章 2 | 森岡 浩之 | 978-4-15-030880-3 | \580 | ハヤカワ文庫/早川書房 | 2007/03/15 | 文庫本 |