これも久しぶりの新刊。とはいえ、外伝に相当するビートのディシプリンがしばらく出ていたので、
この世界観が久しぶり,というわけではありませんが。
おかげで、少しはとっつきやすかった、というのも事実です。
とはいえ、長いシリーズで、既に大半のことは忘却の彼方にあり、主軸がなんだったのか
主人公であるはずのブギーポップが狂言回しになってどのくらいになるのだろう、と思いを馳せたりもしました。
ロコツな後付設定もあまり気にはなりませんでしたね。原因とか正体に言及せず、その
「牙」を舞台に、
現象の理由付けも後回しにしてアクション主体に読み進んでいったのが勝利の鍵かと思います。
無論、そゆのがダメな人は今回もダメなんでしょうけれども。
惰性といえば惰性の買いなのですが、虚空牙とのからみも見たいといえば見たいし、
なかなか切ることもできずにいたりします。
書名 | 著者 | ISBN | 値段 | 出版社 | 初版 | 装丁 |
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ブギーポップ・バウンディング ロスト・メビウス | 上遠野 浩平 | 4-8402-3018-8 | \570 | 電撃文庫/メディアワークス | 2005/04/25 | 文庫本 |