角川スニーカーから神坂 一の新連載がしばし前から始まっている。
連載版と書き下ろし版とで同一の舞台設定で主人公を別にするダブルキャストもの。
なんとなく目新しい気がしたが、なんてことはない、要は「スレイヤーズ!」の連載版
と書き下ろし版との関係だ。
というわけではないが、12月の新刊で氏の新作「トラブルシューターシェリフスターズMSmission01」である。
読んで感じたのが先にも書いたが、スレイヤーズの焼き直しに思えたこと。
書き下ろし版となる本作は主人公が男女ペアとなっているがボケのヤローにツッコミの
ヒロインという役どころまでスレイヤーズに酷似している。
連載版はヒロイン2人が出てくるがまぁボケとツッコミの関係は変わらない。
なにしろヒロインの行動/性格/イメージがまるっきし「スレイヤーズ」ヒロインのリナそのもの。
まぁ、笑えたからいいんだけどね。
いろいろ設定はあるようで、新人賞応募作から無理矢理長期連載化した「スレイヤーズ」本編とは異なりいきなり破綻はしてなさそう。
つーか、長期化を前提に書いている事は間違いないわけで、これで破綻したら問題おおあり。
さて、「スレイヤーズ」も「ロストユニバース」もアニメ化した。
両作ともメディアミックス展開に力を入れていた富士見書房の作品とはいえ、角川系列には間違いないところ。
これはどーなるかなぁ?(苦笑)
久しぶり。
ここの更新もそうだし、読んだ本もそう。
清水義範の「
20年ばかし前に朝日ソノラマ文庫から出版された本の再版である。
出版はハルキ文庫。
ここって、昔の本をやたらと再版してますな。光瀬龍の宇宙航路しかり、山田正紀の機神兵団しかり。
機神兵団は読んでなかったのでこのさいだから読んでみようか・・・。
ともあれ、私が高校生のじぶん、読んで妙に気に入った話がこれ、星域シリーズと勝手にいっていた。
テクスとホモスと人類は2種類に分けられ、テクスが支配者、ホモスが被支配者層として社会が成り立っている時代
自分の母親の事故死をきっかけに社会の枠からはみ出した少年が、社会構造そのものを
変える
大事件に遭遇する。
というのが話の大筋。
じつにエンターテイメントしててよかった。小難しい話は抜きにして読むとよかろう。
当時、「ライトノベル」という概念は(少なくとも私の中には)なかったが、今で言う
ライトノベルに間違いない。