過去の徒然草紙


「徒然草紙」2010年7月版です。
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2010/07/31

ハヤカワ文庫刊行、小川 一水著「天冥の標 3 アウレーリア一統
少しづつ1巻目とつながってきた。
これを読んだ後で1巻を読むといろいろわかってくるね。
よくよく読むとフェリオールなんて1巻にも2巻にも出てたりするし。
この時点でカヨが出てくるし。
1巻の「海の一族」ってそういうことか、とか。
ただ、最後の展開は斜め上をいったというか。ダダーがここで出てくるとは思わなかった。
ダダーの正体もここで判明。ああ、やはりそうくるか、というか、すべての元凶がここにあるか、と。
2巻でどうしてもわからなかった謎をあっさりと解説してくれたりとか斜め上過ぎる。
1巻の未来をどう収めるのはわからないけど、何気に楽しみ。
次巻は「機械じかけの子息たち(仮)」ということで、1巻の最後に意味ありげに出てきた勢力のうち
「恋人たち」もしくは「石工」あたりかなー、と想像。


2010/07/25

夏風邪をこじらせたようで、気管支炎併発とか。せきとまんなくてなぁ。
電撃文庫刊行、杉原 智則著「烙印の紋章 6 いにしえの宮に竜はめざめる
元にもどるフラグON。
でもこのまま男くさい傭兵ものでもよかった気はするけどね。
主人公の立ち位置的に無理だろうけど。
現に、今回元の王子様に戻るフラグ立ったくさいし、指揮官コースだし。
先はながそうだねぇ・・・。


2010/07/24

ちょっと重たいものを読んだり、ここには書かないものが重なったので少なめに。
角川スニーカー文庫刊行、三田 誠著「レンタルマギカ 白の魔法使い
ああ、ようやく主役が主役らしいことをし始めたなぁ、という感が。
今までもしてたんだろうけど、身に余る力にふりまわされていた感が強くてな。
今は身の丈にあった力になったというか、それがゆえにいろいろと知恵を絞ってのトリッキーな
作戦とか。こういうの好きだねぇ。
正面からの問答無用な力技ってあきやすいからね。
敵組織の大ボスの顔見せもおわり、なんだかクライマックスも近いそう。
この調子で行ってくれるといいけどな。


2010/07/11

角川スニーカー文庫刊行、川人 忠明著「おやすみ魔獣少女 暗黒女神の《領域》
かなり違和感のある話。そもそもの設定に無理があるんだろうねぇ。
最も、社会レベルとか科学レベルとかがチグハグなのはよくある話で、
それのせいばかりともいえないのだろうが。
たぶん、戦場に素人が覚悟もないままに居る、そのことが不気味なんだろうねぇ。
格好よさとか潔さとか無縁だったし。
あと、結局王様かよ、と。
主人公いらねぇじゃん。


2010/07/10

スーパーダッシュ文庫刊行、白川 敏行著「はるかかなたの年代記 双貌のスヴァローグ
学園を舞台にし特殊能力もの。テンプレに近いボーイミーツガールのハーレムもの。
まだハーレムまでいってないけど。
とはいえ、主人公の特殊能力は反則過ぎる。
結構雰囲気とか設定とかいいので続いてほしいけど、あまりに主人公の反則ぶりがなぁ。
この先続くかなぁ?


2010/07/04

電撃文庫刊行、川原 礫著「アクセルワールド 5 星影の浮き橋
そろそろ根幹部分の謎解きに入ってほしいと思うのは気のせいだろうか。
主人公サイドの戦力がそろって強くなってくると、イマイチ面白みにかけるのだが。
あと、お願いだからもう少し年相応の思考と行動をお願いしたいところ。
文字通りの中二なんだし、浮かれろよ、と思わなくもない。
まあ、ある意味ヒロインを「神格化」してると難しいかもなぁ。 (イメージの問題、という奴で。)
(そういう意味じゃ電撃文庫マガジンの4コマははっちゃけていい感じかと)


2010/07/03

早川書房刊行、山本 弘著「地球移動作戦
やっと読了。
最初に思い出したのは某アニメの最終決戦用の質量兵器。ま、地球を敵にぶつける、という代物
なんだけど、まさしくアレだったし。
次に読み終える頃にはHPホーガンの「揺籃の星」を思い出した。
ま、考え方はあれとは逆だし、こっちのほうが奇想天外というか、ライトより。
小難しいところを読む話かもしれないので、万人には勧め難いが、なんだかんだで面白く読めた。
同じ作者の「時のはてのフェブラリー」に似てなくもないかな。

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