過去の徒然草紙


「徒然草紙」2010年2月版です。
徒然なる本棚(過去ログ) 今月の徒然草紙に戻る TopPageに戻る

2010/02/21

コバルト文庫刊行、樹川 さとみ著「グランドマスター! 刻まれた聖痕
主人公とヒロインは一休み。まわりの人たちの話し中心。
とはいえ、登場人物多いので、フォーカスあたったのは一部だけ。
たぶん、ほかのキャラはまた別に語られるのだろうねぇ。
で、混迷してきて、なにやら作者の昔の作風を思い出した。
最初のほうはなんとなく1作前の「楽園の魔女たち」に似た感じではあったけど、
こう重くなってくるとその前の作品に近くなってきてるのかなぁ、と。


2010/02/20

電撃文庫刊行、榊 涼介著「ガンパレード・マーチ 逆襲の時 弘前防衛
舞台はシベリアへと飛び火。
とはいえ、主人公の一部は東北地方でバトルっているので、2面作戦ともいうべきか。
だんだん群像劇の要素が強くなっていくねぇ。昔は主人公・ヒロイン明確だったのだけど。
やはり、オリジナルのゲームに出てくるキャラ以上に小説版オリジナルのキャラがいい味を
出しているし、活躍はどうだかわからんけど。死んだ人もいたし。
この辺りはうまく計算しているのだろうね。ゲームキャラのほうには思いいれの強い人もいる
だろうしな。
人類側の陰謀も表に出てきてしまって、でもまだまだ何かやらかしそうで、
眼がはなせない。


2010/02/14

電撃文庫刊行、三雲 岳斗著「アスラクライン 14  The Lost Files
ある意味投げっぱなしの最終巻の後始末。
つけてないけどな。実は連載していた短編をまとめたもの。
後日譚を少々隙間に入れているけどそれがどうした?っていうレベルなので。
なんか、こう、すっきりしない終わり方してそのままなので、
相変わらず風呂敷のたたみ方をしらない/できない作家という評価にしかならんのだが。
・・・うわ、マジでまともに終わったシリーズがないな。


2010/02/13

角川スニーカー文庫刊行、林 トモアキ著「レイセン File 1:巫女とヒキコと闇少女
こういう組み合わせできますか。婦人警官よかったのに。
まあ、作者本人言ってるけどボーナストラックですな。書き下ろしの1編なんかとくにそれ。
オールスターだし。
前作が意外にヘビィな展開になって終わったので、肩の力ぬいて、主人公の不幸さ加減を笑う話なのでしょう。
あとツンデレ。
なんか、久しぶりに本来の意味でのツンデレが見れそうな気配が。


2010/02/11

富士見ファンタジア文庫刊行、吉村 夜著「RPG WORLD 4
意外なカップリングもそうだけど、一番意外だったのは新規のパーティメンバーが男だったこと(苦笑)
次はフェアリーだリザードマンだ、といいつつも基本女キャラだと信じて疑わなかっただけに
やられた感が。
話はRPGらしく進んでいるので、まあ、ゲーム小説だと思えば。
あんまりストーリー的なびっくり感は今のところないな。ある意味スンダードだし。


2010/02/07

コバルト文庫刊行、前田 珠子著「破妖の剣外伝 紅琥珀
本編で出番のない主役コンビが活躍する話。
あれ?主役が活躍するって、本編じゃねぇの?なんで外伝?。
となんか本末転倒な気がする一冊。
実際には連載されたものの文庫化のようではあるが。まあ、楽しめましたよ。相変わらずの二人だし。
でもそろそろ本編で出してあげてくださいね。
・・・どうも、外伝を一冊読み逃してるようで・・・どうすっかねぇ・・


2010/02/06

ようやく読了。積読も昔のから読むとはかぎらんからねぇ。
角川スニーカー文庫刊行、三田 誠著「レンタルマギカ 滅びし竜と魔法使い
転換の一冊。勢力状況とか、主人公をとりまく環境が激変するきっかけとなった事件。
それにしても、いろいろと思惑が絡んで一筋縄でいかないようで>世界
基本独善である「魔法」の世界だから余計にそうなんだろうねぇ。
主人公が主人公であり続けることを祈って。

徒然なる本棚(過去ログ)