電撃文庫刊行、成田 良悟著「デュラララ!! 7」
ある種の短編集。
やーさんの話がよかったな。
あと置物のねーさん萌え(苦笑)
それにしても、この世界の池袋って・・・・人外の宝庫だなぁ。
佐渡といい、イギリスのほうといい、まともな人がいない気がするのは気のせい
ではないと思うよ?
針山さんという例外はあるにしても。
角川スニーカー文庫刊行、林 トモアキ著「ミスマルカ興国物語 6」
えーと、最初気がつきませんでした。
っていうか、記憶に残ってないし。
読んでいくうちに、ああ、関係者か。何で生きてるんだ?と。
マージャンのシーンは自然とマルドゥックを思い起こしたが。
こっちはこっちでまた違った感じは確かにありましたがね。
いずれにせよ、人外の戦いなので主人公の出る幕無し、というのがまたらしくでいいかな、と。
父と子のバトルと和解?はもう少し紙面を費やしてほしかった所。
和解したとは限らんが。
電撃文庫刊行、榊 涼介著「 ガンパレード・マーチ 逆襲の刻 津軽強襲」
主人公たちが、前線の一兵卒ではなくなり、ストーリーが政治的にならざるを得なくなって
単純なアクションものとおもってはいけなくなってきた作品。
陰謀劇が中心っていうのもなぁ。
で、いきなり主要登場人物の多くが壊れているし。
で、かわりにオリジナルのキャラが一兵卒として前線を支えて、それがドラマになって。と
ある意味よい世代交代なのかな。旧主人公はそれはそれで大きな影響力もったままだけど、
まあ、「必殺技」というスタンスだと思えば。
しかし、相変わらず一般人には容赦ないよな。
角川スニーカー文庫刊行、冲方 丁著「テスタメント・シュピーゲル 第1部 怒りの日」
冒頭にびっくり。展開にびっくり。
2つのレーベルで別々にかかれてたものが完結に向けてひとつになって登場。
でもあきらかに裏面があるし。
いっそレーベル分けたまま一つの事件を2つの面から書けば面白いのに。
以前、スプライトのほうのレーベルに似たようなことを試みた作家がいたけど、
結局あれもひとうになってしまったからねぇ。
結局そうなってしまうのかなぁ。残念。
正直、読みづらくなってきた、というのもあって若干テンション低めではあるんだよね。
形容詞や動詞の並列表記ってさすがに奇妙っちゃあ奇妙。
メディアワークス文庫刊行、古橋 秀之著「龍盤七朝 ケルベロス」
シェアードワールド企画のシリーズだけど、申し訳ない。妖魔夜行のほうがよっぽどしっかりとした
基盤があった気がする。なにより、出版ペースが違う。
まあ、グループが手がけたものと二人で手がけたものを同列に比較するほうが悪いんだろうけどね。
それでも、シェアードでなんかするっていうのであれば、もう少しわかる世界にしてほしい。
とんでも系の人材がごろごろした、でも地べたをはいつくばって生きていく中華な世界
というところまでわかったが、それ以上がよくわからないまま。
ワールドガイドでもだしてくれれば。
こんなん考えるのはRPGerぐらいか。
まとめ書きにもほどがあるというか。
某卵世界とか地下迷宮にもぐってたせいではあるけど。
ガガガ文庫刊行、賀東 招二著「コップクラフト DRAGNET MIRAGE RELOADED」
昔別のレーベル・別の名義で出版してたものの焼き直しとか。
過去の作品を読んでいないのでなんとも言えないが、雪風を思い出してしまった。
意思疎通のできるジャム、という所?
まあ、あそこまでひどくはないけど、交流のイメージがそうなんだろうな、と。
内実は地球人のほうを主人公・視点にして、地球を舞台にしているせいか、ある意味
ハードボイルドの半熟風味というか。
悪くはないんだけど、できれば異世界に行ってほしかった。
まあ、そうすれば「プラクティスエフェクト」っていっちゃうんだろうけどな。