電撃文庫刊行、真藤 順丈著「東京ヴァンパイアファイナンス」
正直、イラストに惹かれた名無しさん状態。
読んでいる最中は、バッカーノみたいな、映画を見てるような疾走感を感じたのだけど、
最後グダグダ。
馬鹿騒ぎをやって、その勢いのまま終わる、というエンドロール形式があてはなるかなあ、と思いもしたが
なんか、こう、まとまってないなあ、と。
もうちっと締めてほしかったところ。
このグダグダ感がいい、という人もいるだろうけど。
続編は2番煎じになりそうなので期待はしないでおこう、と。
作者、いろんな新人賞に手を出してるみたいで、今後が不明なのもあるけどな。
電撃文庫刊行、川原 礫著「アクセル・ワールド 01 黒雪姫の帰還」
まあ、好きだけど。
好きだけど、読んでいて、やることが格ゲーだとわかった瞬間脱力したなあ。
で、ソリッド・ファイターという話を思い出した。なんかしらんけど。
あと、中学生とは思えない登場人物たちの思考とか行動とか。
中二病真っ最中の年ごろで、ほかの人にはない力もったらもっと舞い上がるとおもうけどねぇ。
鉄のラインバレルみたいに。(アレはアレでいきすぎな気もするが)
とはいいつつ、気に入ったのは確か。
電撃文庫刊行、榊 涼介著「ガンパレード・マーチ 九州奪還 0 萩 幽霊戦線」
書き下ろしの本編は終了したが、連載をしていたらしい。九州奪還の前夜譚みたいな感じで。
ああ、チョコ爆弾の話はこれかなーっと。
本編読んだ時はきっと前までの巻で出たけど忘れてるだろう、と思ってたエピソードだったりしたが。
しかし、これで休戦条約も結ばれたし、完結かねえ。
感慨深いものがあるね。
・・・・・・とかいって外伝出たり、あるいは大陸に渡ったりとかしそうだなあ。
なんか対幻獣戦とは違うドタバタがありそうだったし。
HJ文庫刊行、清水 文化著「くじびき勇者さま 9番札 誰が大元帥よ!?」
話そのものは嫌いではないのだけど、やはり違和感がぬぐえないわけで。
それはそれとして読める自分がある意味怖いよ。
前巻あたりでこの違和感は慣れるしかないかな、と割り切ったので、
異様な技術の進化には目を瞑って楽しむことにしたのがある意味正解かな。
というか、それを楽しむ話なのかもしれない。
でもコンピューターはやりすぎでわ?
電撃文庫刊行、三枝 零一著「ウィザーズ・ブレイン 7 天の回廊<上> 」
主役級のキャラが各地に散って、それぞれの勢力にいるってのはある種の群像劇ではあるんだけど、
決着つけづらくねぇかなあ。
キャラ同士で縁もできて、仲のいい敵同士、というわけわかんねえ状態になってるし。
だからこそ、よけいに目が放せないんだけどね。