過去の徒然草紙


「徒然草紙」2008年11月版です。
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2008/11/30

HJ文庫刊行、すえばし けん著「スクランブル・ウィザード
魔法が発見され、現代社会で使われ始めた世界。それでも魔法使いが希少種で、何気に恐れられたり
いい感じでゆがんだ使われ方をしてる、という設定で
天性の能力は低いが、色々と工夫をしてエリートとなった主人公のバトルアクションもの。イン学園。
天才系のヒロインが幼い設定のわりには本当にそうか判断できず。さすがに12歳とか何考えてるか
わすれちった。
何気にハードだし、主人公が限定的な状況だと強いけれども基本能力は低い、という
まともに敵にぶちあたると負ける、という設定がよくてなあ。
おもわず2巻目も購入。
なので、この記録は1巻目(無印)+2巻目の両方で。
2巻目だとややラブコメ風味もはいるが・・・やはりヒロインの年齢設定がなあ。
ネックはそれだけで、ヒロインの能力のすさまじさとか、やりすぎ感はあるけど、
人間関係もやや複雑になりつつあり、で結構楽しみにでいるシリーズになりそう。


2008/11/29

電撃文庫刊行、三田 誠著「イスカリオテ
作者得意の魔法もの。まあ、伏線はりまくりの1巻目、というところか。
主人公が強いわけじゃなく、主人公が強い武器の起動キー、という設定が久しぶりで
どう展開するかな、と読んでたが、最後で主人公が強くなってしまいましたとさ。
まあ、これはこれでアリではあるが。・・・反則級の気もするけどね。
2巻目はあまり期待しないほうがいいのかなあ?
なんか強い敵が出てきて主人公やヒロインズがぼろぼろになりながら最後に新たな力に目覚めてエンド
というパターンを踏襲しまくりな気が。
悪くはないはずなんだけど。


2008/11/24

GA文庫刊行、林 亮介著「迷宮街クロニクル 1  生還まで何マイル?
ニタニタしながら読んでたりする。まあ、なんていうか、期待してたし。
Web版は気がつくのが遅くて終わってから読んだので、それこそリアルタイムでのドキドキ感
はなかったが、それでも楽しませてもらったもの。ここでアレをこうするか!とか。
薦めた友人は読み終わって「ダンジョンバスター」じゃなくて「ダンジョンメイカー」してる
という自分では思ってみなかった感想を言ったりしたのを覚えている。
群像劇なので、なかなか感情移入しにくそうな話だし、登場人物が歳食ってるせいで
メインターゲットの層にはとっつきにくいかもしれん話かもなあ。
漫画版では主人公こけておわったが、こっちはガンバレ。


2008/11/23

電撃文庫刊行、杉原 智則著「烙印の紋章 2 陰謀の都を竜は駆ける
主人公一人が、ほぼ孤立無援で情報を収集し、作戦を立案し、遂行する。
まあ、どんだけすーぱーなんだか。
もう少し力の抜ける場所でも、とおもうけど、んなものないしな。
いつ破綻するか。それともそれすら跳ね除けるすばらしい精神力発揮するか。
答えはみえてはいるけど、さて、どう表現してくれるか。


2008/11/22

角川スニーカー文庫刊行、三雲 岳斗著「ダンタリアンの書架 1
そのうち、死者の書とか妖虫の書とか出てきそうな話ではある。
まあ、さすがにでないだろうけど。出てもなぁ・・・
話としては面白い着眼点だな、と。周囲にあまり見ない設定だった。
んー。自分が知らないだけの可能性も高いが。
ともあれ、ヒロインの声が脳内でくぎみーになるのはも問題あるなあ、と思いつつ
あまりのステレオタイプなツンデレに苦笑が隠せないというか。
それがイイ、という人もいるんだろうな。(苦笑) 個人的にはカウガールの活躍に期待。


2008/11/16

電撃文庫刊行、渡瀬 草一郎著「輪環の魔導師 4 ハイヤードの竜使い
すばらしい。ますますヒロインが黒くて。
次の巻でとんでもないことしてくれそうでなあ。
実に罠にはまった感はあるが、よしとしよう。楽しめてるし。
話は何気にヘビィなので、彼女を中心とした主人公奪い合いの図、が
いい感じのドロドロ感をだしてくれててなあ。
普通考えられんが。
正直、あのヒロインがラスボスでも違和感ねーし。


2008/11/15

富士見ファンタジア文庫刊行、榊 一郎著「ストレイト・ジャケット 9 セキガンのアクマ -THE FIEND-
裏で色々と画策されつつ、主人公周りでも結構トンデモ系のキャラ登場。
それ以上に、出てくる魔族がネタとして有用で。
とはいえ、原作であるこれと同様にデータ構築するとかなわないので、色々と仕掛けをしつつ。
って、読む観点がなんかずれてるし。
わりとハードボイルドで好みではあるので、作者から完結間近の宣言がなされたのは
ちゃんと終わってくれる予定だと喜ぶべきか、終わってしまうのを悲しむべきか。
まあ、長編はずいぶんと前に出たので、正直内容わすれてること多いけどな。
どっかで読み直さないと。


2008/11/09

朝日ノベルズ刊行、笹本 祐一著「ミニスカ宇宙海賊
タイトルのキャラが出てきたのは最初の節だけで、後は女子高校生の宇宙探検もの。
保護者付き。
典型的な笹本節があちらこちらにあって、なんか懐かしい気がした。
設定も「星のダンスを見においで」に似てるし。
続き、でるかねえ?(苦笑)


2008/11/03

角川スニーカー文庫刊行、冴木 忍著「ドラモンド家の花嫁 2 憂鬱な月が満ちるまで
あ、いいねえ。精神的に強いのはともかく、食うしか能のないヒロインがそのままでいてくれて。
その上でその能力を使える設定にしたのはすばらしいと。
今回の事件の元ネタは切り裂きジャックかなーとおもっやのだけれども、どうせそうするなら
魔術的要素をギリギリまで削ってみればよかったのに。犯人もまた殺人鬼ではあるけど
人でした、的なオチで。
イマイチ派手さに欠けるかな?


2008/11/02

電撃文庫刊行、三雲 岳斗著「アスラクライン 11 めぐりあい異世界
すまん。わけわかんね。
平行世界に移動したせいで主人公が苦労するのはいいのだが、その平行世界で主人公の事情
を知ってるやからがいるせいで=しかも元の世界にも同名のキャラがいる=こんがらがってきた。
とりあえず、ガマンの巻かな。完全に「続く」になってるし。


2008/11/01

まとめ書きなので日付は適当に。
電撃文庫刊行、川上 稔著「境界線上のホライゾン 1 (下)
文庫という形態にけんかをうってるシリーズ。770ページの文庫ってどこの京極?(苦笑)
分厚さのわりに読みやすいのはさすがライトノベルというべきだろうね。
もっとも、ある意味無駄に設定がこゆいので、理解するのに苦労するけど。
あと、イラストはなあ。
まあ、前のシリーズというか、この作者=イラストレーターの伝統というか。
クロニクルの設定や都市シリーズの設定も持ってこれるようにしてあるので、
続きのネタは比較的でやすいかも。色々ふってあるみたいだし。
二番煎じ、にならないことを祈りつつ。ま、この作者なら大丈夫だろうけど。
(似たような設定を使える設定にしてあるしなー)

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