富士見ファンタジア文庫刊行、杉原 智則著「烙印の紋章 たそがれの星に竜は吠える」
中世を舞台にしたとりかえばや物語。こういうの結構好き。
取り替えられる主人公がその生まれや生い立ちに比較してアレすぎるのがご都合といえばそうだけど、
自分的には全然OK。
あとは、お姫様がどんだけうごいてくれるか、だけど、今のところ満足。
続きが作りやすいけど、安易に作るとパターン化してしまって面白くなくなるという
難しい話ではないかとおもうけど、さて、どうなるかな。
電撃文庫刊行、秋山 瑞人著「DRAGON BUSTER 01 龍盤七朝」
何年ぶり?という感じの秋山。
前作は上巻だしたところでとまったので、これはちゃんと続けて欲しい。
って次で一区切りか。シュアードワールドっぽくするのかな?
・・・デストロイって言葉、すんげー不吉なんだけど?
ちゃんと発行されるんだろうな。
電撃文庫刊行、中村 恵里加著「ダブルブリッド10」
4年半ぶりに刊行された完結巻。無論、前までの話なんぞ記憶のかなたであるが。
ハッピーエンド、だそうだが。まず、ハッピーエンドの定義からはじめたいね。
やりたいことやってしまえばそれでいいのかよ、と登場人物に聞きたい。
あと、虎と彼女の行く末が気になって気になって。彼女、最後の最後でアレだしなあ。
最後の最後まで曇り空な作品ではあった。
電撃文庫刊行、榊 涼介著「ガンパレード・マーチ 九州奪還2」
作者オリジナルのキャラたちがたくさんいるらしいが、原作ゲームをやってない身としては
誰がそうかわからないし、そういう意味では原作知らなくてよかったな、と。
有名どころはどんどんおかしくなっているのがさすがにわかってきて、ついにメイン級キャラ
が後方に。ひっくりかえるんじゃなかろうか。
敵側の作戦よりも味方の無能に足を引っ張られた巻であったが、そろそろ敵の作戦に翻弄され、
それを打ち破る、というのもみてみたい気もする。
無理かなー?
電撃文庫刊行、時雨沢 恵一著「メグとセロン 2 3305年の夏休み(下)」
すごい。ほのぼのだ。黒くない。びっくり。
なんか感想がこれだけっていうのはいかがかと思うけど、ホントに今までの作者
とは思えない展開で。白時雨沢とでも呼ぼうか。
角川スニーカー文庫刊行、冲方 丁著「オイレン・シュピーゲル 肆 Wag The Dog」
憲兵側。結構苦労してる側っていう印象があるな。
で、スプライト側の登場人物とばかり思ってた人物が重要な役で登場。
まあ、考えて見れば同一世界だし、時代も同じだし、前作なんかじゃ共闘してるし、
ありといえばありなんだよな。
あと、スプライトじゃあまり印象のなかったレベル3使いの逃亡兵のインパクトが強く
再登場が楽しみ。
そして、最大の謎がやはりテロ集団が正規の警察組織より高度で、強力で最新鋭の
兵装を使いこなせるのってどうよ、とはおもうけどな。
角川スニーカー文庫刊行、冴木 忍著「ドラモンド家の花嫁 1 王宮は陰謀だらけ」
1とかあるけど、つづくのか、これ?
主人公は特殊能力持ってるし、おつきもいるけど、ヒロインがただの大食らいだし。
最後まで何か特殊な力もってるのかとおもってしまったぜ。頭いいとか。行動力あるとか。
食事のにおいとかには敏感だけど、基本、一般人だったしなぁ。
さて。
電撃文庫刊行、甲田 学人著「断章のグリム 7 金の卵をうむめんどり」
一応短編集。連載されていた話に中編を組み合わせたもの。
中編が過去話のせいか、救いがなくてなあ。
愛も変わらずなので読むのが大変といえば大変。読み飛ばす場所多いけどな。
富士見アンタジア文庫刊行、冲方 丁著「スプライト・シュピーゲル 4 テンペスト」
オイレンシュピーゲルと同じ世界を舞台とした話。
読み始めた時はそうは思わなかったが、いままでにないくらい深く2作が繋がって
いた。
問題は、オイレンを読む時にネタバレになってるってところかな。
ただ、ネタがすごすぎ。
この時期にタルフールネタか。その内もっとやばいことネタにするんじゃなかろうか。