過去の徒然草紙


「徒然草紙」2008年02月版です。
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2008/02/24

ノン・ノベル刊行、上遠野 浩平著「トポロシャドゥの喪失証明
前からいわれていたが、クロスオーバー激しすぎ。
で、この本の存在理由がよくわからん。何のためにこの物語があるのか。
ミステリーとはいわないと思う。一種のSFともファンタジーとも取れないなにかだが。
ヤングアダルトにするには萌えとかスピード感とかまったくなくて。
まあ、正体不明だからライトノベル、というのはアリなので。
そんなところかな。
でもなんか読んでしまう不思議。惰性にしては一気によめてしまうんだよなぁ。


2008/02/23

電撃文庫刊行、杉井 光著「さよならピアノソナタ
隔月刊行雑誌にでていた書き下ろし短編で興味が出て読んで見たもの。罠。
ちょっと変わった題材を使ってはいるけど、骨子ボーイ・ミーツ・ガール。
悪い話ではなかった。
短編のせいで、もちっとベタなものを想像していたのだけれども、ちょっと違ってて。
まあ、望むベタ展開は2巻目の合宿編かねぇ。


2008/02/17

ファミ通文庫刊行、野村 美月著「”文学少女”と繋がれた愚者
シリーズ3弾。今回は日本文学がモチーフ。
これ、書くの大変そうだなぁ、という感想のほうが強くなってきたよ。
よく調べてる。
そして、どっからどうみてもツンデレな登場人物に笑いが止まらなかったり。
徐々にしか現れない主人公のトラウマとか、うまい構成になっている。
やや鬱気味の話が難点かねぇ。もちっと能天気なほうが。
まぁ、まだまだ既刊はあるし、ゆっくりと読む予定なので。


2008/02/16

富士見書房刊行、雨木 シュウスケ著「イグナシス覚醒  レジェンド・オブ・レギオス2
長編で文庫になっているファンタジの過去話。
長編のキーワードとか出てきた人物なんかも出てきて、いよいよ関係が密接に。
何やってるかよくわからない前作に比べるともう少しわかりやすい展開であったかな、と。
最終巻である次巻、「レギオス顕現」で長編の舞台が完成するのだろうが、
どういう展開でもっていくのか、ちょっと楽しみだったり。
そして、最大の懸念、ガメラはいつでてくるのか!?
ちがったかな?(苦笑)


2008/02/11

HJ文庫刊行、清水 文化著「くじびき勇者さま 6番札 誰が初代大統領よ!?
登場人物、特に主人公の発想力は現代人である作者の知識がベースになるのでしかたないにしても
発想から、その発想を実現するまでがタイムラグがないのはいかがなものかと。
魔術による利便性故の科学技術の発展阻害と魔術の不便さが生み出す科学技術の発展、
社会構造による人々の思考停止に伴う発展阻害、と
結構面白いテーマがならんではいるんだが。
とりあえず主人公の都合のよいように無視されているところがなぁ。
一番大事なのは意識改革だとおもうんだが、おざなりにされてるのはどうよ。


2008/02/10

富士見ファンタジア文庫刊行、星野 亮著「ザ・サード8 迷宮の街の忘れ物
前作の続きもの、ということで、でも主人公が出てこないので前作が上下で完結して、これはこれで
キリのよいところまで。主人公いないけど外伝ではない、と奇妙な仕組みに。
後期のドラゴンボールを見てるようでなぁ。
まあ、パワーインフレがキライなわけではないのでよいのだが。
出てきた新キャラは一発系かな?一発だとするとちともったない気もするが。


2008/02/09

ファミ通文庫刊行、野村 美月著「"文学少女"と飢え渇く幽霊
ミステリ?なんか違う気がするなぁ。
決して推理モノではないだろうな。中でも推理ではなくて妄想、といってるし。
でも過去の名作になぞらえた事件を出して、解決する、っていうのは、特にネタとなる
古典を知ってたり好きな話だとなおさらハマるというか。
ところどころにいれてあるツンデレ(←用法マチガイ)なんかもいい味だしてるのではないかと。


2008/02/04

角川スニーカー文庫刊行、林 トモアキ著「戦闘城塞マスラヲ Vol.3 奇跡の価値
連載されていたものをまとめたもの。+書き下ろし少々。
話も半分を超えて、折り返し地点。
一通りの登場人物紹介とかも終えて、これからどうなるか、が注目。
でも、この作者、また新しいシリーズを始めたらしく、さて、どうなるやら。
関連の深い前シリーズ、途中で読むのがとまってるなぁ。


2008/02/03

ハヤカワ文庫刊行、山本 弘著「シュレーディンガーのチョコパフェ
サウンド・オブ・サンダーにも通じる話かな。とはいえ、読んだ感想としては究極の引きこもり作成機。
他、主に古典SFへのオマージュを中心とした短編集。
メタな展開にもっていた「メデューサの呪文」とか結構気に入ったり。
色んなパターンがあるのでSFものにはニヤリとできる話も多いのでわ。
「闇からの衝動」がSFというよりクトゥルフものとしてニヤリとしたりも。


2008/02/02

富士見ファンタジア文庫刊行、榊 一郎著「ディスパレイト!1或る異生物使いのこと
過去話を先に読んだせいか、あのおわりとこの話の1話目とがつながらなくてなぁ・・・。
まぁ、主人公を変えたことによって雰囲気を変えた、というのが大きいんだろうけどね。
ただ、前作ヒロインのあの状態からどうやってこうなる?という疑問が。
・・・前作読み直さないといかんのかねぇ?

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