ファミ通文庫刊行、榊 一郎著「まかでみ・らでぃかる 6 宇宙人なんですけど。」
2007年最後の紹介がこれか。
短編集。本編は終わったけど、とりあえずこのへんの短編は時系列無視できるものだな、と。
最後の話は久しぶりの榊節。でも昔と違って登場人物に語らせる分、かわったな、と。
まぁ、昔の地の文で説教かました小説とはスタイルも違うので、当たり前といえばそうだし
時間はながれてるしな。
さすがに、これで終わり、かな?
・・・続きかねないのが恐ろしいところだが。
電撃文庫刊行、三雲 岳斗著「アスラクライン 9 KLEIN Re-MIX」
連作短編集。ちょっとだけ本編進行。
本編は少しずつこの世界の正体が暴かれていく感じで、どうなるか興味が集中してるところ。
ハーレム状態の主人公の行く末は、主人公の朴念仁に磨きがかかってどっちかっていうと
「そんな奴ぁいねぇ」の世界に突入。
今回の短編集は主人公の女装がキーワードになって話が進むのだkが、非常に違和感。
多分、声。
よくある話ではあるけどね。さすがに高校生にもなると無理ありすぎ。
ガジェット使うでも何でもいいからごまかしてほしかったところ。
あるいは読み飛ばした部分にあったか?(苦笑)
角川スニーカー文庫刊行、冲方 丁著「オイレンシュピーゲル 参 Blue Murder」
短編集。ということは連載版か。
とはいっても何気に続き物で、連作短編集といったほうがいいか。
きっちりともうひとつのシュピーゲルと連携しつつ、結構このゆがんだ世界の根っこの
部分を開いていった話であった。
単機で一定地域を制圧支配できる兵器というのは夢の機械でしかないわけだけど
まぁ、バイオとかナノテクとか色んな怪しい技術のあるこの世界ではアリかねぇ。
本人の知らないところであげた大事なもの、には笑うしかなく。
えーと。記憶を弄っても残るものはあると思うんですが?
富士見ファンタジア文庫刊行、舞阪 洸著「火魅子炎戦記 10」
完結編。ということだけど。
男坂だ。男坂がここにもあるよ。
という終わり方。なんかすべてをうっちゃっておわりました、てな感じでなぁ。
売り上げ悪くなったのかな?最近マンネリ化してたので致し方ないかもなぁ。
という大人の事情を鑑みつつ、ま、切りのいいところまで発刊できた分、いいほうかもなぁ、と。
2007年最後の更新。日付はこんなんだけど、大晦日に書いてたりする。
集英社スーパーダッシュ文庫刊行、深見 真著「ヴァンガード」
似たようなタイトルのアニメが昔あった気がするが、関係ない話で。
東京都が巨大な壁に閉ざされた世界で、壁の中=迷宮を銃器を手に探検をする話。
ウィザードリィを題材に、剣と魔法ではなく、銃を中心に描くダンジョンバスターというか。
自分的にはシャドウランかガンドックかなぁ、と。
ガンドックはやったこと無いので想像だけど。
ま、結構楽しめましたとも。結局自分はウィズフリークなんだな、と再認識。
電撃文庫刊行、久住 四季著「ミステリクロノ 2」
ストーカーはストーキングしきれば勝利ですか?ふざけんな。
という話。
「正解」を求めているわけではないので、不正解でも目的を達することが出来ればよし。
という流れはどうなんだろう。
あと、主人公の感のよさというか推理力とか、常人離れしててなぁ。
普通そんなことかんがえねぇよぉ。高校生がよぉ。てな感じで。
後はあべまりあ萌え。
それだけ。萌えで十分かも。
電撃文庫刊行、甲田 学人著「断章のグリム 6 赤ずきん・下」
あいかわらずのすぷらった。
読み飛ばすくせに妙に気になって続きを買ってしまう、不思議な本。
怖いもの見たさ?なんか違う気もするけど。
発生した怪異に対して、理解をしないといけない、という主人公の設定のせて、一種の謎解き
が要素に加わっているのでそこにひかれたのだろうか。
題材はよく知っている童話。ひねくりまくった解釈もあり。
いつぞやは童話の後の話が事件の全体像というふざけた解まであったな。
まぁ、解くわけでなし。何となく読み続けてる。
電撃文庫刊行、藤原 祐著「れじみる。Junk」
本編は終了。連載していた短編に若干の追加をした短編集。
前の短編集同様に全編でほのぼの。
加えて、本編のアフターが語られているので、若干のキャラへのサポートがあったりもする。
まぁ、もったいないなぁ、とおもいつつ読んでみたが。
とりあえず、これで、この話はおわり。かな?
HJ文庫刊行、榊 一郎著「模造王女騒動記 フェイク・フェイク ルナティック・シスター」
短編集。とはいえ、こちらがメインのようで。
あまり榊節は展開されず、普通のデキ。
レーゾンデートルに悩む登場人物というのはいってしまえばよくある話で。
そういえば、同じ作者の富士見のシリーズもそんな感じかね。色は全然違うが。
実のところ、説教くささをなくしたこの作者の作品って、ホントにさくっと読めて何も
残らない
というライトノベルのお手本のような部分があるので、息抜きにはよかったりする。
(・・・神坂には負けるかも)
後1巻ということで。お付き合いしませう。
電撃文庫刊行、渡瀬 草一郎著「輪環の魔導師 闇語りのアルカイン」
新シリーズ。ネタはわかりやすいが、それだけにとっつきやすい。
結構、こういうのは好きだったりする。
ヒロインの本性がまだ見えない部分あるし、いくつかの伏線もあるので、
ロードノベルと化す次巻以降が結構重要かも。
ま、前作も良作だったので、期待しつつ。
かなりまとめ書きをしてるので、日付は参考程度で。
角川スニーカー文庫刊行、冲方 丁著「スプライトシュピーゲル 3 いかづちの日と自由の朝」
あいかわらずの展開というか、最後は何がどうなったのやら。
ひどい話だしなぁ。
全体的には数年後のクラリスは再会したルパンについていきました、という話。
すさまじいネタバレだな。
ブンブンの爆弾魔の爆発物にたいする嗅覚は何かインプラントなのかね?
やや特殊能力じみたりしてるのが難だが、いくつかゲームネタにしたいなぁ、と。
全体の流れは政治的過ぎて無理だけど。