富士見ファンタジア文庫刊行、榊 一郎著「ディスパレイト!コンプ 01 昔日の双銀」
昔、この人の作品でかなりハードなものがあった。
それを彷彿とさせる作品。
戦争がひたすら続く世界で、人が人に出来る醜いこと、が結果的に、ごく一部だろうけど書かれていて。
連載版ではおきらくな話だとか。そっちはそっちで読みたいけどな。
地の文での説教色も薄れてきたけど、割とヘビーなテーマを掲げるのは相変わらずで。
どこが女の子受けするように書いている、のかわからんけどな。
GA文庫刊行、霧島 ケイ著「カラクリ荘の異人たち 〜あるいは賽河原町奇談〜」
これも下と同じように萌えとは一線をきしたジュブナイル的な作品。
色々と伏線もあるので続きが前提。
正直、下よりもこっちのほうが趣味には合っている。
主人公を取り巻く超常現象の絡み方の違いがあるので、そこらへんかなぁ、と。
電撃文庫刊行、日比生典成著「海をみあげて」
空を鯨が泳ぐ、という不思議な現象のある街を舞台にした短編集。
萌えとはちと違う、一昔前のジュブナイル、てな感じ。
ただ、そのせいかどうかしらんがあまり印象に残らない作品になってるのも確か。
透明感はあるけどねぇ。ただ、それだけ、というか。
・・・刺激が足りんのか?(苦笑)
富士見ファンタジア文庫刊行、舞阪 洸著「火魅子炎戦記 9」
古代日本風の世界を舞台にした戦略シミュレーションっぽい作品(笑)
SF風味が強化。
もともとタイムトラベルというか次元跳躍が元にあるのでいつかSF風味が強く
なるのはわかってたけど、さすがにこういう形で出るとは思わなかった。
転の章、というところか。
途中は結構読み飛ばしてたりするんだけれども。何気に次が楽しみだったりする。
良作がどうかは疑問点のこるけどな。
角川スニーカー文庫刊行、三田 誠著「レンタルマギカ 吸血鬼VS魔法使い!」
えー。吸血鬼が魔法使いのバリエーションとか源流とか。えー。
吸血鬼は吸血鬼だろー。
んでもって見るだけのはずの主人公はなんかちがうモンもってるし。
いやまぁ、主人公のちがうモンはそろそろ無いとやばい頃だろうからいいとして。
吸血鬼がなぁ。。。
中途半端なんだよな。多分。
いっそのこと「ヴァんプ」くらいはっちゃけてくれれば割り切れるのに。
富士見ファンタジア文庫刊行、榊 一郎著「ストレイトジャケット フラグメント02 ゼツボウのヒト - THE DESPAIR -」
結構、こういうキャラ好きなんだけど。
雑誌連載の短編・・・ではなく、結局長編になってるな。
連載ものなので章単位に見せ場があるというか・・・ファンションショーサイコー(苦笑)
あと、ドリルいいね、どりる。赤とか花もよかったが、やはりドリルは男のロマンだろう。
で・・・残ったのそんだけカイ(苦笑)。
電撃文庫刊行、藤原 祐著「レジンキャストミルク 7」
うぉ。まさかこんな展開にするとわっ!?
イヤ、マジ驚きだ。
なんだかんだ言って生ぬるい展開していたんで不意をうたれたというか。
・・・最後で一応、「敵」に勝つ要素もでてきたし、大団円?
なんか気が許せなくなったっていうか。
完走まであと少し。がんばって読んでみよう。