過去の徒然草紙


「徒然草紙」2007年05月版です。
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2007/05/27

ハルキ文庫刊行、機下 伸司著「メシアの処方箋
ソウヤーの「フレーム・シフト」を彷彿とさせた。っていうか、あっちのほうがよかったり。
気になったのが「知りたい」という知識欲の暴走が目に付きすぎて、一応中でも言及はしてたが
倫理観が全力で放置されていたのがな。
そういった意味では自分は研究者にはなれないのかな、と思ったりもした。
知識欲のほうを優先できなでは立派な研究者にはなれないんだよな?(←偏見)
まぁ、「フレームシフト」という同じような話が先達にあったのが不幸、かも。
(根本的な所で違うので、なんともいえないが)


2007/05/26

電撃文庫刊行、三雲 岳斗著「アスラクライン 7 凍えて眠れ
ちょっと大き目の転換。でも思わせぶりなフリをして話をしない、ってのはどうよ。の回。
色々と言葉を濁されてイライラしていたことのひとつが判明。「元」の意味がはっきりと
示されたが、「元」になることによって発生する能力付与があるはずなのだが
それが説明されてないな、と。
なんだろ、こう最近、気が短くなってきたのかなぁ?知ってることさっさと全部話せやオラ。
という気になってしかたない。
相手の感情とか知ったこちゃねぇ、思わせぶりなこというくらいなら話せ、
でなきゃ最後まで知らんフリしろ、ということか。
・・カルシウム不足かしらん。


2007/05/13

電撃文庫刊行、久住 四季著「トリックスターズ C PART2
最終話。完結編。
途中でわざと時間軸をわからないように記述しているせいで、混乱しまくり。
ミステリーではないのでなんともいえないが。
そして、最終巻でついに主人公のイラストが表紙に!っていうか、まともにかかれてた。
まぁ、さすがに最後まで主人公のイラストなしでは昨今の事情ではいかなかったのだろう。
自分的にはそれはそれでOKとかおもったが。
ま、半分以上はイラストの力で売っているものなので、いたしかたなかろう。
最終巻だが、実は主人公変更して続くらしい。
そのヒントとなるクロスワードパズル が最後にあったが、さすがにやる気にならん。全巻読み直す必要あるし。


2007/05/06

電撃文庫刊行、三枝 零一著「ウィザーズ・ブレイン 6 再会の天地(中)
途中経過巻。
最終的にどうなるか、この作者の場合、第1巻で大より小を選択した結末をだしているので
油断がならないというか。
多くの民衆を救うために犠牲者を出すか、犠牲者を出さないために多くの民衆を危険にさらすか。
どっちもどっちというか、すでに終わってる世界だな、というのがあったのだけれども。
ちょっと斜め上いく展開がまっているかな?あまりご都合してほしくはないけどな。
というネタが仕込まれていた。
さて、どう転ぶかね。


2007/05/05

電撃文庫刊行、久住 四季著「トリックスターズ C PART1
最終話のパート1。最後のほうは大学祭を舞台にした1冊1日のスケジュールで、濃密というか
つめすぎというか。
この期に及んで大量の登場人物だとか、設定とか引っ張り出してきて、
果たしてまとまりきるんだろうか、といたらん心配をしたくなるような出来。
事態が複雑に絡んでて、人の動きが見えにくいため、余計にそう思えるのかもしれないが。
というか、何となく作者がそれをもくろんでいる節があるが。
素直にPART2以降待ち、ですな


2007/05/04

富士見ファンタジア文庫刊行、榊 一郎著「君の居た昨日、僕の見る明日 5   - Graduation Ceremony -
最終巻。
第一巻の序章と違和感が増してくるようになった本編だが、そうきたか!という展開。
さすがに予想外の配置だった。
ほとんど捨てキャラになったのもいるけど、あまり人気がなくて
打ち切りに近い 形での終幕だったはずなので、いたしかたないかな、と。
なんとなくうやむやになってしまった感のある作品になってしまったため、
残念といえば残念、潮時といえば潮時なのだろう。

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