ぎりぎりで。ちと忘れてたもので。
早川書房刊行、小川 一水著「天涯の砦」
文庫にあらず。3年もたてば文庫になるかなぁ?
事故で制御を失った宇宙ステーション、そのままだと空気がなくなり、そして宇宙の
彼方へ。
事故を生き延びた人々は協力してこの困難に立ち向かう、という話。
でもなんかどっかで見た(読んだ)シチュエイション。
なぁんだっけか
思った以上に人死がでなかったので、ちょっと残念というか、よかったというか。
厳しさぬるいか、と思いつつ。
・・いや、思っちゃだめなんだろな。ホントわ。
電撃文庫刊行、成田 良悟著「世界の中心、針山さん 2」
うむ。さすがに。というべきか。
タイトル主人公の針山さんが目立たないことこの上ないな。
で、それを補うほどいろんな意味で活躍しまくりな書き下ろし。
なかなかないコンセプトだな、と。
下っ端戦闘員が最強、というアイテアにさすが、と関心。
・・・ぶっちゃけ、アイデア勝利か?(苦笑)
ま、それがいいんだが。
富士見ファンタジア文庫刊行、冲方 丁著「スプライトシュピーゲル 1 Butterfly&Dragonfly&Honeybee」
系列会社とはいえ、別の雑誌での同時連載。同じ都市を舞台に似たようなコンセプトの話。
こっちはシューティングゲームののり。
まぁ、高速飛行中にブレードを相手に叩きつけるってどうよって思わんでもないが
こっちも何気に深い闇とかあるけど、あまり気にせず読むが吉、かもな。
この都市を舞台モデルに、って考えてみたけど物騒すぎるっていうか、
そのせいで警察権力が強すぎてランナーの入り込む隙がねぇ。
角川スニーカー文庫刊行、冲方 丁著「オイレンシュピーゲル壱 Black&Red&White」
サイバーパンクまっつぁおな近未来。テロリズムに満ち溢れる都市を舞台にした機械化少女たちの話。
TRPGで再現するには無理があるが、5指の全てにモノウィップって、理論上できるんだよな。
使えんけど=命中しなくなるし。
でもかっけー。
テイストは割とハードボイルド。
電撃文庫刊行、三枝 零一著「ウィザーズ・ブレイン6 再会の大地(上)」
本編開始、だそうで。
いままでの話で出てきた「主人公」タチが敵味方に分かれてドンパチと。
えーと・・・誰だ。こいつ。
てな感じで、飛ばし読みをする癖が強いせいか、登場人物を記憶してないんだよな。
まぁ、正直、記憶に残らnゲフンゲフン
とまれ、大を生かすため少々の犠牲はやむなし、と考える派とその犠牲は自分の仲間だからゆるさーん派との
壮絶なバトルを楽しみにしてます。
そういや1巻も一人のために多数の一般人を犠牲にした話だったけか。
・・・ちがったかな?
HJ文庫刊行、清水 文化著「くじびき勇者様 3番札 誰が聖女よ!」
かなり早いペースで完結したシリーズ。こんなに早く書く作家だったかなぁ?
富士見のシリーズが立ち止まっているせいかもしれんが。
うんちく好きのヒロインというパターンから脱したほうがいいんでわないかなぁ、と思いつつ
この作者のウリが薀蓄かたるところなのでなんとも。
地の文で騙られてもこまるしな。
・・・1回目は読み飛ばすことにかわりはないか。
とりあえず、続きが難しくない、何気にほのぼののエンドを迎えたので、もしかすると
第二シリーズもあるかもしれん。
微妙だのぉ・・・
朝日ソノラマ文庫刊行、菊地 秀行著「D−狂戦士イリヤ」
久しぶりのD。ソノラマ文庫自体最近、隔月くらいでしか出なくて(かわりにノベルズがでてるのだが)
それでも久しぶり。前が・・・2003年か。すんげー。
久しぶりの原点回帰というか、ネタとしてはこれが好み。
Dの孤独さが特に出るし。
まぁ、それ以外はいわずもがな。パワーゲームになってゆくのは仕方なかろ。