過去の徒然草紙


「徒然草紙」2006年11月版です。
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2006/11/26

ハヤカワ文庫刊行、冲方 丁著「マルドゥック・ヴェロシティ 1
前作のヒロインの最大のライバルであり、ヒロインの相棒となったキャラのかつての相棒の話。
いいヤツぢゃん。
で、これが堕ちていくのか・・・それはそれで滅びに向けて虚無というか、虚しさもあっていいかもな。
こんな奴があんなことに!ってな。ピカレスクロマンに通じるものがあるかも。
彼の仲間がどうなったか、前作を読み返したくなってきたよ。
とはいえ、昔と比較すると特に最近のこの作者の文章はやや読みづらい傾向になるのかな。
スラッシュで区切った並列表記というのは、ま、やたら細かいルビよりかはマシだが。
既に全3巻、完結しており、でもまぁ、ゆっくりと読む予定。


2006/11/12

ノン・ノベル刊行、上遠野 浩平著「メイズプリズンの迷宮回帰
あり、なのか?これは。
というようなネタだったな。まぁ、ブギーポップの世界がもとにあるので、
結局なんでもあり、になるんだろうけど。
結局なにがいいたいのかイマイチよくわからなかったが、なんだったんだろ?
クロスオーバーの弊害のような気もするが、シリーズが進むにつれ、わけわかんなくなるな。コレ。


2006/11/11

角川スニーカー文庫刊行、東 亮太著「マキゾエホリック Case3:魔法少女という名の記号
結構ネタが続くな、と思いつつも既に3巻目。
魔法少女の話。お約束の「変身すれば正体不明」を本人だけがうけてる、というあまりにもアレな設定つき。
(つまり、本人はバレてないと思っているが、周囲にはバレバレと)
背後で流れる陰謀も少しづつ明らかになっていって、なかなかいい感じでわ。
ノーテンキなだけでない所が好感もてたりするんだな。きっと。


2006/11/05

角川スーニーカー文庫刊行、林 トモアキ著「戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウィルス
面接って片手落ちだよな、って話。・・・あ、いや、そこまで進んでないか。
勝ち続けることで、望むものを得ることが出来るという勝負の世界で、はったりと運で
乗り切ろうというヒッキーの主人公の話。
実際、目つきが悪くて就職に失敗するって、劇中の主人公の頭の回転の速さからするとありえないのだが
まぁ、そこはなんだ。
いかにしてこの後をはったりで切り抜けるか少々意地の悪い楽しみ方をしてたりする。


2006/11/04

MF文庫刊行、伊都 工平著「モノケロスの魔杖は穿つ
・・・新作よりバシレイスの続きが欲しいんだが。←レーベル違い。
まぁ、現代のふりしたライトファンタジー。王国のシステムに魔法をからめてはいるが、
基本は「学校の部室に国が!」という一発ネタ。
実際には勢力増大のための続編が(売れれば)あるらしいが。
主人公が動じなさ過ぎてなえるが、とりあえず様子見、かなぁ。

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