電撃文庫刊行、成田 良悟著「バッカーノ! 1934 獄中編 Alice In Jails」
このシリーズも長い。ついに禁酒法がなくなった時代にまできてしまった。
で、アルカトラズが舞台で、イマイチなにがおきてるかみえないねぇ。
とまれ、人外が多くすむこの世界、何がおきても不思議ではないが。
以前あった特急編と鈍行編という事実上の問題編・解答編という構成とも異なる、とのこと。
どうなるかわからなけど、バカップルが離れ離れになっていうのはカワイソス。
電撃文庫刊行、時雨沢 恵一著「キノの旅 X−The Beautiful World−」
久しぶりの新刊。あとがきのネタが尽きたらしい。
わりと毒に溢れたこのシリーズも、さすがに「歌姫のいる街」ではどう落とすのか楽しみになった。
さすがにゴルゴ13みたくはいかないかというのが感想。
本文中にあとがきを入れるという読者の予想の範囲内という荒業も、こっちは想像していなかったわけで。
ひでぇ。
HJ文庫刊行、榊 一郎著「プリンセスはお年頃! 2」
気がつくとHJ文庫3連続だな。名の売れた作家だが、実はやっつけ仕事という気がしなくもないコレ。
一応、主人公の姫様の護衛を勤める青年の過去話を中心に展開。
ますます捨てプリの原型だなぁ、という感が強まった。
HJ文庫刊行、清水 文化著「くじびき勇者様 1番札 誰が小娘よ!」
時期が時期だけに、くじあんの亜流と見てしまうのはいたしかたなかろう。
主人公がいつものパターンで、少々残念だが、一応は社会の流れに反してるタイプなので
これがどう化けるか。・・・化けるかぁ?
いまいち選択をくじにまかせることで発展してきた社会というのがわからんんだが
あれか、重要な局面を占い師の占いに任せるようなもんだろうか。
ともあれ、これからなのでしばし様子見。
諸所の事情で更新をサボっていたので、まとめ書き。
HJ文庫刊行、神野 オキナ著「うらにわのかみさま 1」
少し前に出た本。イマイチ緊張感がない話であった。
一応戦闘シーンなんかもあるんだけど、じつにほのぼのとしている。
おそらく、戦闘の結果が死ぬこともなく、戦闘の舞台となった潜水艦の客が慌てるでもなく、
そんな雰囲気だからだろう。
うらにわの神様で作者がよく出すネコ神話かと思いきや、新境地といえばそうかね。
・・・アレンジでしかない気もするが。潜水艦といい、バトルスーツといい。