富士見ファンタジア文庫刊行、賀東 招二著「フルメタル・パニック! -サイドアームズ2- 極北からの声 」
シリーズで補いきれないシリアス短編集。例外あり。
特に主人公の悲惨な過去や渋いオジサマ連中の過去話が掲載。
これはこれでよかったかと。
一部の例外は「ふもっふ」のりの短編。ふもっふはある意味別世界になっている部分もあるので、
こっちにきたのかな。
こっちは一応長編とも直接つながっているし。
電撃文庫刊行、成田 良悟著「デュラララ!! 3」
前作とのつながりが非常に強い作品を読む場合でも、大抵は前作のことを忘れてて、
それでもなんとかかんとか読むのが普通なのだけれども、
なぜかこの作品だけは2巻目の最後部分を再読した。
自分にしては珍しいことなのだが、それだけに気になった、ということだろう。
この作者の作品全てが映画的で、これもウェストサイドストーリーというか、そんなストリートギャング同士の話。
主人公が首をなくしたデュラハン、というのはどうかとおもいはするがな。
それがネタになって1巻目などは話が展開したのでそうでなくてはいけないのだろうけど。
2巻目3巻目の主役はった高校生たちを主人公に置き換えて、デュラハンとか大人たちは狂言回しにすれば
それはそれで面白い話になったかも、あとフィクサーがも少し裏に回れば。
まだまだ続くそうなので、期待しつつ。
電撃文庫刊行、久住 四季著「トリックスターズM」
前作の翌日。すげー。前作は前作で完結させておいて翌日が舞台か。
ネタというか、展開は最初でわかったが、それはそれとして。
せっかくのコスプレ絵。なぜにここにおいて主人公が絵にならん。と主人公のイラストを出さない絵師に文句を。
編集か作家の意向かもしれんが。それにしたって。
推理ものではなく、どちらかというと主人公の成長物語になりつつあるので
何気に好きな方向にシリーズが向いているのがOK。
前作はちと無理があったけど、今回はその無理な部分もあまりなく、よかったのではないかと。
でもさすがに、「客にコスプレさせる喫茶」というのは大学祭でも無理だろ。
ネタとしては面白いけどな。
角川スニーカー文庫刊行、後藤 リウ著「イリーガル・テクニカ 3 賢者の秘都」
驚天動地な展開。いや、マジで。
うじうじする主人公はキライだが、それでもその結果をこうもってくる、というのはすげーなと。
おかげで続刊が楽しみになってきた。
多分、通例でいけば次の巻であっさり片がつくのだろうけど。
何しろ主人公が、だしな。
似たようなことやってもヒロインが、となった某作品とつい、比較してしまいそうだが。
主人公機大破、組織遁走というアレに比べればだいぶおとなしいのかな。
・・・囚われのお姫様よろしく、2〜3巻、主人公出なければそれはそれでいいかも。
無理だろうけど。
角川スニーカー文庫刊行、古橋 秀之著「斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲」
確か、アクションゲームになったのだろうか。一応、クトゥルフ神話をベースにした話が大本にあって、
それが展開したあげく、外伝という形でこの本となっている。・・ハズ。
というもの、このアクションゲームになったデモンベインに今作の魔術師が出てたようなでてなかったような・・・
というあいまいな状況なので。いや、調べりゃいいんだけどね。
まぁ、宇宙の概念する超えたところでのバトルってのもよくわからん話ではあるが、
最後のリセット技は反則だが、そいうことをしそうな邪神にやらせてるので受け入れられるというか
運命って残酷。