電撃文庫刊行、川上 稔著「終わりのクロニクル 6[上][下]」
上下巻同時刊行。無茶だなぁ。しかも12月には最終巻が発刊予定、と。
ちょっと本だなにあった富士見ファンタジアでも薄いシリーズの格闘教師ものと並べる
と・・・
3冊分ですかい。なんだこのコストパフォーマンスの差は(苦笑)
内容もクライマックス直前ということで、いつにもましてはっちゃけて、電車の中で
読むのにふさわしくないなぁ、と。
内容も、イラストも。
電撃文庫刊行、久住 四季著「トリックスターズ L」
どちょっぱなに設定が見えてしまうつくりはどうかと。
おかげで後半が見え見えで。
とはいえ、厳密な意味の推理小説を書こうとしていないのでこれはこれでアリなのかな。
前作の7番目の謎を引きずっているようで、この巻だけ読むとわからないようになってはいる。
無意味にぼかしたり、ミスリードを誘う場面やセリフもあるしな。
富士見ファンタジア文庫刊行、星野 亮著「ザ・サード 今日の午後は」
短編集。短編集なら短編らしく、連作にすな。
収録されていた書き下ろし中編が別の中編の続編になっている。
当然、おぼえちゃいないわけで、???な状態。
把握するのに苦労するよ、こーゆーのは。
出来としてはタイトルとなった短編が一番かな。鬼の霍乱の話で、まぁ、たまにはこーゆーのも。
と思わせる話だったし。
富士見ファンタジア文庫刊行、秋田 禎信著「愛と哀しみのエスパーマン」
とりあえず、後ろ向きになればなるほどパワーが出、やる気を出すとパワーがなるなる超能力、
というバカ設定が全ての話。つかえねー。
というノリで何も考えずに読むのが吉。無論、なーんものこりゃしない。
ライトノベルたるもの、そのくらいでなくてわ!と思わないでもない。
「物語」として認められるか。すっげーあやしいがな。
暇つぶしの一冊。1時間くらいか。
ソノラマノベルズ刊行、秋山 完著「プリンセスの義勇海賊(シュバリエ)」
久しぶりの秋山作品。しかも文庫ではなく、ノベルズ。
しかもメインの戦争じゃないし。
ってこの人の書く銀河史もとびとびになってしまってて時間軸はわかんないし、
同人でも書いてると聞いたので、追いかけきれないというのが実情。
今の所中心は文庫で出た長編の「ペリペディア」なんだろうけど、本来は違うだろ?
といいたくなる。
どうなんでしょ?
ま、なんだかんだ言って追いかけてる信者には間違いあるまい。
ノン・ノベル刊行、上遠野 浩平著「メモリアノイズの流転現象」
ま、クロスオーバーな作品であることはわかってはいたが、ここまでされると、逆に時間軸が気になってくる。
中心は「ブギーポップ」1巻に違いはないのだろうけど、さて、前後どっちだろう?
やはり前、と考えるほうが自然かねぇ。
と作品のことよりもそっちに興味が向いてしまうのはなぜだろうか。
元々こういうクロスオーバー作品は好きなせいではあるけどな。
話そのものは、いつもの通りというか、本格的な推理小説が好きな人からすれば言語道断なんだろうけど。
もう少し「主役」の活躍が見たい、と思うのはわがままかねぇ?