電撃文庫刊行、上遠野 浩平著「ビートのディシプリン SIDE 4[Indiscipline]」
やはり、この世界には泡が必要だ、と感じた巻。
最後はただのボーイミーツガールになちゃったけどな。途中は結構わけわからん戦いを繰り広げてくれたもので。
もう少しわかりやすい理屈と描写にしてくれるとうれしかったり。
へんな呼称と能力と、やはりあの世界につながるのだろうか、と思いながらも、
夜の話では特にそんなことでてなかったしなぁ。とか思いながら読み進めたり。
いろんなシリーズがつながりあるっていうのも問題だよな。
で、最後の「序章」で驚愕。
泡、に続くのかなぁ。やはり。
電撃文庫刊行、成田 良悟著「 ヴぁんぷ! V」
お気に入りシリーズの第三弾。もはやどこが吸血鬼、といいたくなるような連中ばかりで。
でもやはり子爵が一番いい味だしてるなぁ、と。
後半でなにやらきな臭い事になってるのでちとこの先、同じテンションで進むかどうかが不安ではある。
今までは結構容赦ないこと企てて、実行してるんだけど、どこか憎めなかった敵だったんだけど、今後はどうなるだろ。
憎めない敵の一人ではあったんだけど、妙な力手に入れちゃったからなぁ・・・
ハヤカワ文庫刊行、小川 一水著「老ヴォールの惑星」
短編集。
解説にもあったが、SFのギミックの中で人と仕事、組織の中での立場、社会といった分野に話が及ぶ
さすがに電撃ではかけないな、という話の集大成というか、そんなんばかり。
でも逆ファーストコンタクト話であった老ヴォールの惑星とか相互不信しかない
迷宮の中で社会システムを作り上げていく過程が書かれたギャルナフカの迷宮なんかは素直によい、と思った。
最近のライトノベラーでは読めないかもなぁ。「萌え」がないし。
六大陸物語に通じるものが確かにあるかも。
電撃文庫刊行、三雲 岳斗著「アスラクライン」
新シリーズ。構成が妙に「導士さまシリーズ」と似てる気がするのは気のせいだろうか。
この作者の場合、風呂敷広げすぎて畳めなくなって放置する、という癖があるので、
そこそこのところでまとめて欲しいもの。
最近の萌えブームに乗っただけの話かもしれんがな。
角川スニーカー文庫刊行、三田 誠著「レンタルマギカ魔法使い、集う!」
連載を収録した短編集。何気に今お気に入りのシリーズのひとつ。
とにかく、「魔法」とか「超常能力」ってのが好きなんだよな。きっと。
で、このシリーズが現実に存在した、とされる魔法を扱っているのが気に入っているの理由のひとつ。
陰陽道にケルトにソロモンの召喚術。猫を使っての陰陽道というのは初めてみたけど。
さて、どう展開していくか、楽しみで。
富士見ファンタジア文庫刊行、榊 一郎著「君の居た昨日、僕の見る明日 3 - And Today You Standing-」
月刊誌で連載していた分の取りまとめ。
突っ込みキャラ登場。ある種のツンデレか。ま、ツンだったかどうか微妙ではあるけど。
おかげでキャラのバランスが良くなってきて、よい感じでは。
これで長編と連載とでどうもっていくか、楽しみだったり。
日付は便宜上のものなので、あまり気にせずに。
ハヤカワ文庫刊行、新城 カズマ著「サマー/タイム/トラベラー 2」
なんだろう、これは。
ハヤカワからの出版なので、もうちょっと科学SFしてるかとおもっていたが。う〜ん。
ボーイ・ミーツ・ガールでもないし。逆だしなぁ。
ほろ苦い青春劇?そんなところかなぁ。縛られた現状からの脱却、というのがよくでてきたので、
それがテーマかもしれんが。だからってタイムトラベルはなかろうに。
結局作中にはさんであった過去の地図の意味は不明なまま。