過去の徒然草紙


「徒然草紙」2005年06月版です。
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2005/06/19

やっとリアルタイムにおいついた。この癖なんとかしないとなぁ・・・
電撃文庫刊行、久住 四季著「トリックスターズ
新人。推理小説のふりをした魔女の物語。
犯行の中心に魔法が使われているので推理小説ではありえなかろう。しれっと方法をうやむやのままにした事象もあるし。
ただ、魔法が万能ではない、という定義はうまいとおもったし、魔法やこの作品特有の魔学という概念について
学校である、授業を行う、というスタイルにまぜて読者に説明をした、
その手法はなかなかのものではないかと。編集のアイデアかな?
あと、7番目の謎はいらん。っていうか、その謎を成立させるために、
よくよく考えてみると「そんな日本語の使い方はしない」という場面がちらほら。
無理しすぎ。


2005/06/18

電撃文庫刊行、甲田 学人著「Missing 13  神降ろしの物語・完結編
長いお話もついに最終回。
主人公とおもわれる彼があまりに無力ですばらしい。最後の最後でヘタレっぷり全開にしてくれるしな。
でも好きな女の子を守るためだけには勇気をだしたというか、まぁ、決断力あったし、いいのでは。
当初登場したお気に入りのキャラがラスボスという自分からすれば鼻血噴出ものの展開で、とかったかと。
最後行方不明がいっぱい、というのがいかにもホラーでよいかとおもわれるし。
シリーズ巻数も計画的かな?偶然かな?


2005/06/12

電撃文庫刊行、成田 良悟著「ヴあんぷ! U
出るとはおもっていなかった続編。
ちなみに、この主人公というか、侯爵の話をTRPG仲間にしたところ、「それはもはや吸血鬼とは言わない」と評された。そうかも。
でもいいよな。花の吸血鬼とか野菜の吸血鬼とか。
ありえねー!て感じで
最後はなんかうやむやのうちにアットホームになりそうな気がするけど、まだ話はおわっていないし。
楽しみにしてましょう。


2005/06/11

電撃文庫刊行、真嶋 磨言著「憂鬱アンドロイド
新人。読んだ瞬間、ネタはわかった。わかったが、どう展開させるかちょっと興味があったりした。
実は短編集で、背景世界の奇妙な現象とかおいてけぼりでヒロインの心情?に焦点をおいている。
それが自分的にはすっきりしててよかったかと。
へたに世界の謎とかやり始めるとぐだぐだになる話多いしな。
このパターンだとネタさえあればいくらでも続けられる、キノの旅に通じたものがあるのかな。
とはいえ、ヒロイン心情中心ではいくらももたないか。
読みたいような読みたくないような・・・>続き。


2005/06/05

角川スニーカー文庫刊行、浜崎 達也著「.hack//  AI buster 2
短編集。ゲームを中心としてアニメやコミック、小説までマルチに展開する物語の中の一。
あまりにもマルチに展開しくさるので、メインストーリーわけわかんねぇし。
いや、まぁ、AIがらみでなんかあるんだろうな、というのは見当つくんだけどな。
で、一連のアニメだの小説の話の隙間を縫うようにしたちょっとしたエピソード集といったところか。
目新しい手法として前作のエピソードを別キャラ視点で語っている第一話。
視点が違えば見え方も違うんだけれども、今回はそれ以上に前巻のおさらいの意味で非常によかった。
前作の内容おもいだしたもんな。意味はあまりなかったけど。


2005/06/04

あいも変わらず遡及しての更新。実際に読んだのはいつかわからなくなっちたい。
朝日ソノラマ文庫刊行、高千穂 遥著「クラッシャー・ジョウ 10 ダイロンの聖少女
これまた懐かしいものを。と、懐古主義的に買ってしまった。
けして今風な話ではないとはおもうけど、かといって古きよきジュブナイルとも 違うけど、
とっつきやすい、B級アクションのような話ではある。
ある意味、自分の求めてるライトノベルってこういう話なのかな。
ま、自分の原点であることには間違いないや。


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