過去の徒然草紙


「徒然草紙」2005年05月版です。
徒然なる本棚(過去ログ) 今月の徒然草紙に戻る TopPageに戻る

2005/05/29

MF文庫刊行、五代 ゆう著「パラケルススの娘1
ここでは初めて紹介するレーベル、かな。
話の中心となる少年=主人公?が結構無力なところが変わったところか。
尤も、タイトルとなったパラケルススの娘は思わせぶりな名前通り、めちゃ強力な魔法使いだが。・・・タブン。
主人公と思われる少年の活躍はほとんどなく、どちらかというとキツイ系の思いを再認識した、というところか。
ま、その思いから人を救う働きをみせはするんだけどな。
あとがきに書き下ろしを1冊、とあったので買ったのだが、ある意味だまされたというか。
タイトルに「1」あるのに気がつかなかったし。
続きねぇ・・・結構悩むところ。もう少しバロック調英国の雰囲気が出るとうれしいんだが。


2005/05/28

5月も終わり。あいもかわらずの飛び飛び更新ではあるけど。
電撃文庫刊行、三枝 零一著「ウィザーズ・ブレイン X  賢人の庭(上)
過去の登場人物が勢ぞろいとまではいわないが、結構出てくる話。
時系列としては前巻の「世界樹の街」と同時期。なので出てないレギュラーもいる。
で、今回の目玉はやはり「魔法使い」に対して魔法を使わないキャラが勝利するところか。
知恵と勇気で勝利をもぎ取る、といったところか。
最近、某勇者アニメに毒されていてな(苦笑)
ま、話は途中だし、このシリーズの魔法システム結構気に入ってるし。
物理世界と重なるようにして存在する情報の海、この海の情報を書き換えることで物理世界に影響を及ぼす、というもの。
つまりはアストラルなんだなぁ、と(苦笑)


2005/05/15

電撃文庫刊行、鷹見 一幸著「ガンズ・ハート 5 硝煙の鎮魂歌
あー。やってくれたか。
さすがに「宇宙から第3勢力」のオチではないが、似たようなもので。
結局うやむやで話おわらせてるしな。
・・終わり?もしかすると、この後のほうが物語としてはおもしろいんではなかろうか。
とはいえ、ライトノベルの範疇ではないだろうな。SFではあろうが、ファーストコンタクトものに近いか。あるいは政治陰謀劇。
それもおもしろいかもしれんけどな。多分、売れん。
ともあれ、終戦の仕方が自分的にXなので、それが全てを台無しにしてるシリーズではあったな。


2005/05/14

電撃文庫刊行、高野 和著「七姫物語  第三章  姫影交差
久しぶりの新刊。いつものごとく、昔の内容わすれてたり。
宮崎アニメのごとくの透明感は残っているけど、やや世界を広げすぎたか、視点が安定しない。
あとがきからすればもともと作者の狙いが「七姫」の物語だそうなので、むべなるかな。
身分を隠してのヒロイン活動、という前巻までの構図がないので、そこが残念。
別に時代劇と違って8時45分ごろ身分を明かしてどうこう、というのはないので
爽快感ともちがうんだけれどもな。
なんだかんだで続きを読んでしまうであろう作品では、ある。


2005/05/09

電撃文庫刊行、時雨沢 恵一著「リリアとトレイズ[2] そして二人は旅行に行った(下)」
う〜む。どうなんだろ。あの純真(?)だったヴィルが・・・というむきもあるだろう。
ただ、世界がわかったせいか、アリソン3部作ほどわくわく感はなくなったといっていいか。
っていうか、アリソンとリリアのキャラがかぶりまくってるうえに、アリソンまで出すぎ。
かつての主人公たちが裏で暗躍し、新しい主人公たちが振り回されている、という構図になっている。
それもあって、自分的にはイマイチ。


2005/05/08

富士見ファンタジア文庫刊行、星野 亮著「ザ・サード 風のままに、歌のままに
短編集。月刊誌に連載されたものに書き下ろしの中編を加えたもの。
以前の長編で出たキャラクターのその後、を描いたもの。
何気に気に入ったり。こっちのほう、シリーズ化してくれねぇかなぁ。(苦笑)
いや、主人公(ヒロイン)が本編の彼女ほど強力じゃないのがよくてなぁ。
言ってしまえば青春モノど真ん中が出来る環境そろってるしな。


徒然なる本棚(過去ログ)