2004年11月の徒然草紙


「徒然草紙」2004年11月版です。
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2004/11/14

電撃文庫刊行、伊達 将範著「DADDYFACE メドゥーサ V
トンデモ設定の宝探し親子の話続編。まだ終わらない。
インターバル的というか、間つなぎ的というか、少しアクションは沈静化して謎解きモードに。
とはいえ、当然全ての謎を解いたわけではないが。
なにより、クトゥルフをそうもってくるかぁ。と笑ってしまった。苦笑という奴だよな。
はたしてこれをクトゥルフ物にいれてよいのだろうか。
・・・まぁ、妖神グルメとかいうトンデモもんもあるが。・・・ううむ。


2004/11/13

電撃文庫刊行、成田 良悟著「バッカーノ! 1933<下> THE SLASH 〜チノアメハ、ハレ〜
混沌とした状況の完結を目指した下巻。
実は長編モードへの入り口だったりする。
映画チックで、なかなかのお気に入りになった。
次もこの調子でよければ殿堂入りかな。
できれば、もう少しバカップル達の活躍の場を。
・・・・・・無理か。(苦笑)


2004/11/07

で、下巻。本当ならまだ刊行されていなのだが、休みとか流通の関係でファーストゲット。
電撃文庫刊行、伊都 工平著「天槍の下のバシレイス 1 まれびとの棺<下>
上巻で隠されていたいくつかの謎が解ける。正直、アリかよ。とかおもったが。
まぁ、主人公はそのくらいの特典ありなのかねぇ。
この巻でも書き下ろし短編で「日常」が描かれ、本編の「非日常」との対比がされているが・・・やはりダブルヒロイン、妖しすぎ。
だから鉄板なんていわれるんだ。
タイトルになっている「バシレイス」の意味がずっとわからなかったのだが、最後の最後で
教えてくれたのだが。・・・オリジナルかなぁ。?
謎が全て解けたわけではないので、続きはかかれるだろう。というか、強く希望。


2004/11/06

刊行そのものは以前にあったもの。ただ、続編の2巻が出るまでしばし置いておいたもの。
電撃文庫刊行、伊都 工平著「天槍の下のバシレイス 1 まれびとの棺<上>
隔月くらいで出ている出版社の雑誌に短期連載されたものをまとめたもの。書き下ろし短編2編を加えて上巻となった。
ある意味妖しい雰囲気を出しているヒロインズといい、男らしい主人公=ヒロインといい。なんていうか。
話もよかったしな。書き下ろし短編がまたなんていうか。ひどく「日常」で時折おこる「非日常」との対比が際立っている。
いくつかの謎がのこったまま、下巻に続く。


2004/11/03

あいかわらずの遡及書き。
ハヤカワ文庫刊行、小川 一水著「復活の地 3
震災に見舞われた都を救う話。
思った以上のものが震災の原因であることが前巻の引きだったが、今回予定通りに震災到来
時期が時期だけにタイムリー、といってしまうと不謹慎か。
1巻目で政府組織主導の震災復興を試みた主人公が、2巻での政変で地位を失い、別の方法で震災復興を試みた話、といってよいか。
3巻で示された災害阻止のための手段だったり復興の手段は正直当たり前であり、それ以上に中々できないことなのだが。
作者の考えなのかな。
いずれにせよ、一応大団円、なのかな。結局災害は避けられなかったし、被害はでたんだけどな。


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