2004年10月の徒然草紙


「徒然草紙」2004年10月版です。
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2004/10/24

富士見ファンタジア文庫刊行、秋田 禎信著「エンジェル・ハウリング 10 愛の言葉 - from the aspect of FURIU
フリウ編最終話。ついでにシリーズ完結。
ダブルヒロインにして別視点はシリーズを続けた意味ってのはあまり感じられなかった。
尤も、富士見書房のやり方が、書き下ろしと連載とを同時進行させる、というのがあるので、
それに対応する、という意味合いでは正解か。
この世界観で短編は書きにくかろぉ。


2004/10/23

富士見ファンタジア文庫刊行、舞阪 洸著「火魅子炎戦記 2
古代日本風の世界を舞台にした戦略シミュレーションっぽい作品(笑)
空飛ぶ島、というオーバーテクノロジーがついに登場して、でも中休みが続くというか。
進展あまりなし。
ただ、そろそろ戦闘もはじまるのかなぁ。と。
ここまで背景とかバックボーンを書くってのは長編ならでは、なのかな。やはり。
あまり退屈だと読者が離れて結局作者が書きたいとおもっていたところがかけなかったりするんだが。


2004/10/11

電撃文庫刊行、時雨沢 恵一著「キノの旅 [ - The Beatiful World -
えー、確かに社会風刺的な作品でもあり、なかなかにネタが厳しいのだろうが。
本の半分「エピローグ」ってどうよ。
いやまぁ、おもしろかったけど。
「愛のある国」は読み方次第ですんげー皮肉になってるのでつぼにはまったというかなんというか。


2004/10/10

電撃文庫刊行、高畑 京一郎著「Hyper Hybrid Organization 00-02 襲撃者
本編よか面白いかもしれない外伝。ショッカー誕生秘話。
1巻ほどの任侠ものさはでてなくて、それは多分、変身のせいだろうけど。
それでも着々と事態は進んで組織編制の準備が整ってゆくのがすばらしいというか。
まじで本編よか面白いかも。作者の特徴である遅筆も、連載という形態のせいで気にならないし。
某作家のごとく、本編より外伝のほうが多くなりそうな気もするけどな。
ブギーポップの世界で展開される奇妙な能力をもった泥棒と探偵の追いかけっこ。


2004/10/09

角川スニーカー文庫刊行、後藤 リウ著「イリーガル・テクニカ 1 さまよえる賢者
FSS。
ドーリーをどっからもってきたんだ、とかマイトが騎士かねるってどうよ、とか
色々つっこみどころ満載な作品。
ただ、世界設定で面白い条件がついているので、都市攻略を様々なバリエーションと シチュエイションで
やってくれると面白いかも。


2004/10/03

朝日ソノラマ文庫刊行、藤崎 慎吾著「蛍女
蛍の字は旧字体を使用してる。
この作者の別作品というと、「クリスタルサイエンス」くらいしかしらないのだけれども、
似たようなコンセプトというか。作者同じだとどうしてもそうなるかな。
自然は大事にしましょう、という話。
最後の「声」の主にはびっくりはした。確かに。でもまぁ、普通によめたというか。
きっと朝日ソノラマだからなんだよな。30近い青年が主人公で許されるのって。


2004/10/02

あいかわらずの遡及もの。
MF文庫刊行、榊 一郎著「イコノクラスト! 1
異世界に召喚された高校生が救世主として合体ロボットに乗って戦う話し。あれだ。
スクラップドプリンセスに出てきた竜騎兵のバリエーションだ。
いろいろとダークな裏設定がごまんとあるみたいなので、設定厨でもある自分向きというか。
もう少し機械機械してる主役ロボットだとよかったんだがな。


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