2004年08月の徒然草紙


「徒然草紙」2004年08月版です。
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2004/08/15

角川スニーカー文庫刊行、三雲 岳斗著「ランブルフィッシュ あんぷらぐど
隔月刊誌の連載+書き下ろし少々。
あ、この人もしかしたら短編のほうがいい話かくんと違うだろうか。
長い話もわるくはないが、風呂敷広げて畳まない人なので、それ考えると
風呂敷の広げようのない短編のほうがいいのかな。
キャラクターを長編のものを使用することで簡略化してる部分は間違いなくあるけど、
どうだろうか・・・難しいかね。やっぱし。


2004/08/14

電撃文庫刊行、甲田 学人著「Missing 11 座敷童の物語
ああ。久しぶりにスプラッタがメインにこなかったな。最後がちょっとアレだったが。
長い話も「敵役」の目的が判明し、いよいよ佳境か。
どこまで伏線を回収してくれるかなぁ。と。
最近の作家って、伏線を引くだけ引いて回収せずにおわったりするからねぇ。


2004/08/08

角川スニーカー文庫刊行、古橋 秀之著「斬魔大聖デモンベイン 機神胎動
順当といえば順当な作者なのか。
本編のノベライズを別作家がやっていることを考えれば少しアレかもしれんが。
ラーゼフォンというアニメのノベライズを神林長平がやってたことに比べればな。
本編の過去話。本編既に記憶の彼方なので整合性があるかどうかは不明。
なくたってかまやしないがな。
っていうか、本編のノベライズも読みたくなってきた。
どうもやはり、この「巨大ロボ」に魅かれるらしい。>自分
昔からだからな。唇のないロボット限定だが。
唇のあるロボットってなんか好きになれんのだ。しゃべるのはもっと。
メカメカしいのが大好きなんだろうな。そういう意味ではこのデモンベインはストライクゾーンど真ん中。
某邪神神話とくっつけなければ・・・うむむむ。


2004/08/07

角川スニーカー文庫刊行、浅井 ラボ著「されど罪人は竜と踊る X そして、楽園はあまりに永く
うむ。ライトノベルと思えぬ主人公とヒロインの動きというか。
途中の残虐シーンとか、青少年向けとは思えなかったりも。
主人公が振り回されまくって、いや確かにそんなもんかもしれんが、も少しなんとかせい、とかおもってしまうのは
ご都合主義に毒されすぎているのだろうか。
ややパワーインフレ気味で飽きてきたこともあるけどな。途中の化学薬品の羅列とか。


2004/08/06

ハヤカワ文庫刊行、荻野目 悠樹著「デス・タイガー・ライジング 4 宿命の回帰
別作品とリンクしていたとは知らなかった。
っていうか、ハヤカワで出した作品が角川スニーカーで出した作品とリンクしているとは思いもしねー。
道理で・・・
最初からわかってはいたことだけど、最後はらぶらぶぅで終了。
最後の最後のヒロイン軍事裁判乗り切りの裏技はずるいというか、他に方法がないというか。


2004/08/05

富士見ファンタジ文庫刊行、冲方 丁著「カオス レギオン 04  天路哀憧編
過去話のくせして4巻もつづいている(次巻でおわるらしいが)本編より長い外伝というところか。
ぬ。どっかで聞いたことあるな>本編より長い外伝。
本編の流れとかこまかなところとか忘れ去っているので問題ないといえば問題ないのだが
作者本人はやはり本編につながるように色々かんがえているらしい。
世の中突っ込む人は突っ込むからねぇ。
別レーベルから出している「マルドゥック〜」のような戦闘なんだけど銃弾飛び交うとか剣戟鳴り響く、とは違った戦場
書いてくれないかなぁ・・・


2004/08/04

富士見ファンタジア文庫刊行、神坂 一著「クロスカディア 5 月眠ル地ノ反逆者タチ
をを。主人公役立たず。最後までいけばすげー。
でも主人公自身は役に立ってないことに気がついて、あがいているので最後までこのままってのはありえないだろうな。
話も本拠地に到着、作者本人はなにやら先のことは全然考えてないそうだが、そろそろ終わりかね。
趣味としてはトラブルシェリフスターズの方が好みではあったが。
いまだに「SFとつくと売れない」のだろうか??


2004/08/03

富士見ファンタジア文庫刊行、秋田 禎信著「エンジェル・ハウリング 9 握る小指 - from the aspect of MIZU
ミズー編最終話。
事件のけりはついたが、結局わけわからず。
この作者らしいといえばらしいか。っていう以前に読み飛ばしてればわけわかんないよなぁ。
とはいえ、正直スピード感のないアクションシーンは少々読みづらく。
次のフリウ編で本当の最終巻になる、ということで、事態の解明がなされるといいなぁ、とか。
無理かな?


2004/08/02

電撃文庫刊行、成田 良悟著「Mew Mew! Cragy Cat's Night
どこがネコかー!!
という話。でもヒロインが使う「本来」無骨な武器が意外といえば意外。
アクションシーンを盛り上げるためか、スマートになりすぎててイマイチ感があったけど。
この世界を舞台に話が続く終わりかたで。前作の犬のひとの話に。
ああ、以前にも紹介したBowWowと舞台を同じくする話。っていうか、Bowwowの登場人物出てくるし。
言っちゃいけないが、前作でなぜ今作のヒロインが出なかったのか不思議なくらいで。


2004/08/01

7月を微妙にさぼっており、その結果結構溜まってたりする。
ま、書いておいたほうが後々見栄えが良くなるような気がするものをピックアップしてまとめ書きといこうか。
電撃文庫刊行、鷹見 一幸著「ガンズ・ハート <3>  硝煙の栄光
作者本人もあとがきで書いているようにある意味非常にわかりやすい構図になっている作品。
普通に考えて行動する賢い人と何も考えず、あるいは自己の利益ばかり追求して他に迷惑を振りまく愚かな人との対立、という。
現実もたしかにこんなものだろうが、中々本のようにはね。
前巻の引きから今度は他国に侵略しようとする国とそれを阻止しようとする主人公との戦いになると踏んだのだが、
予想ははずれ。その前の一段階だったらしい。
ヒロインもすっげー危ない考えになりつつあって、ああ、人類の科学技術ってこうやって発展してきたんだな、と頷けたりも。
いつ超兵器が出るか楽しみで楽しみで。


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