2002年10月の徒然草紙


「徒然草紙」2002年10月版です。
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2002/10/27

富士見ミステリー文庫刊行、吉村 夜著「真・女神転生if・・・ 魔界のジン
前2作がなかなかによかったので買ってみた。ifはやってないんだけどね。
まぁ、結果的には本を投げつけたくなるようなモンではあったが、前作のヴァリエーションだとおもえば・・・ううむ。
時にはこういうこともあるかと。


2002/10/26

集英社スーパーファンタジー文庫刊行、淺沼 広公著「魔王、始めました−覇を唱えればサドンデス−
魔王、ということばがこんなにも軽々しい話というのも珍しいか
内容は非常にスタンダード。なんかへんなところもあるが、きにせずにいればスタンダードなもの。
ひねりもなにもなし、まぁ、萌え小説なんだろうけどな。
中身はないので定価で買う価値は、有象無象にあるそこらのライトノベル同様、といったところか。
暇つぶしに。


2002/10/25

富士見ファンタジア文庫刊行、星野 亮著「ザ・サード Y 異界の森の夢追い人(プロメテウス)(上)
今月は何気に富士見が多かったりするな。これも久しぶりの新刊
異世界転移かとおもったらちと違ってたり。
タイムスケール的に?な部分は間違いなくあるが、きっと下巻で解明されるだろうが。
いや、それにしてもますますもって「気」が万能化しはじめたな。
サイコキネシスになるまであとちょっと・・・もうなってるか
ま、そゆのは好きだったりするので


2002/10/24

富士見ファンタジア文庫刊行、秋田 禎信著「エンジェル・ハウリング6 最強証明 - from the aspect of FURIU -
偶数巻。連載のほう。とはいってもすでに連載している雑誌を読んでいないので、
新鮮によめたり。
相変わらずの秋田節というか、しっかりとよまないと何がどうなっているのか全然わからなかったりする。
かくいう自分もそうだったり。
まぁ、2度目の読書の楽しみがあるのでOKとしておく。
今回、なかなかしぶめでよさげなキャラが即死しているのでもったいない、とか思ったりもしたのだが。
この作者、こういう、使い捨てする傾向あったかな?
別作品ではある種のロードノベルだったので仕方なかったのだろうけど。


2002/10/23

富士見ファンタジア文庫刊行、神坂  一著「クロスカディア B風ワタル地ノ放浪者タチ
シリーズ3作目。まぁ、可もなく不可もなくといっところか。
主人公がまるっきりといっていいほど役立たずなのが何気に気に入ってたり。
・・・こんなんばっかだな。
少しずつ謎も解明されていって、物語も佳境を迎えた、というところだろうか。
もう3,4巻くらいでおわってくれるか、そこらで急展開があると引き締まっていいのだが。
さて。


2002/10/20

朝日ソノラマ文庫刊行、神野  オキナ著「ダマスカス・ハート(上)(下)
ヲタ小説第二段。上下巻の2巻構成だが、一応完結。
上巻で主人公とヒロインのラブコメ、ただ、下巻では少しつめすぎな感じがしたが、一応は事件にけりをつけた、と。
突然、何の伏線もなく出てきた人物が窮地を救い、何の説明もなく去ってゆく、というのは何だったのだろう。
内輪うけか何かかねぇ・・・
まぁ、最後のオチもどうかな?とかおもったのだけれどもな。もちっと伏線がほしかったところだが・・・
そうすると長くなりすぎるか。


2002/10/19

朝日ソノラマ文庫刊行、神野  オキナ著「南国戦隊シュレイオー
ヲ、ヲタ小説・・・
まぁ、登場人物にヲタがいない話がなかったわけじゃないが、主役級の全員がヲタというのはあまり見なかった。
主人公からして自分の能力を「典型的なイヤボーン」といってるしな。
話的にはちょっと意表をつかれたりした。
沖縄が舞台となるんだけれども、多分、自分が沖縄になじみがないせいだろうとは思うのだけれども。
適度に萌え、適度に燃える、ある意味ライトノベルらしいライトノベルか。
一応シリーズになっているけど、3巻完結なので、何気にお勧め。


2002/10/18

電撃文庫刊行、鷹見  一幸著「新・時空のクロスロード 2 黄色い瞳の男の子
新のシリーズになって主人公が特殊能力をもつようになり、少し魅力が減退したシリーズ。
最初っからそうだったら違和感なく、そんなもんんだ、と受け入れてたろうけど、最初が「料理がうまい」だけの主人公だけに違和感。
まぁ、楽しめたからよし、と。
コロッケくいたくなったし。(笑)
ただ、今回はまったく解決してないところが疑問点。というか、解決できるような話ではなかったのだけれども。
食料不足で画期的な解決策がない状態で、人減らしをするのは苦渋の決断だったろうに、
しかも、可能な限り混乱を抑えるため、マインドコントロールを行うことすらも、多分、苦渋だったろうに。
主人公ぶちこわし。しかも、壊すだけ壊して元の世界に戻るし。
このへん、ちょとなー、とかおもってしまった。


2002/10/17

電撃文庫刊行、甲田  学人著「Missing6  合わせ鏡の物語
「真夜中に鏡と鏡を向かい合わせにすると悪魔が出てくる」というネタは聞いたことがある。
今回はそういった鏡ネタ。ライトノベルには少し目珍し目のホラーものである。
実は、いつライトノベルと呼ぶにはあんまりな描写がでるだろうか、と妙な期待をしてたり。
まぁ、実際のところどれが「ライトノベル」なのか、なんて人それぞれなので、一概にはいえないんだけどね。
あいかわらず「そんな奴ぁいねぇ」の世界なので、The BEST入りにするだけの勇気はなかったりするんだが。
(SFものだったら入れてた可能性大)


2002/10/16

集英社スーパーダッシュ文庫刊行、神代  明著「世界征服物語 〜ユマの大冒険〜
異世界に召還された女子高生がお人よしの魔物たちを引き連れて魔王の城の経済状況を立て直す話・・・ちと違うか。
時折見かける「魔王側の代理人」としての召還異世界もの。
どんでん返し的な部分もあり、何気に楽しめたり。
最後にかなえてもらった「願い」ってのがなんか、こう妙にリアルで、今まであまり見なかったパターンだったのが○
タイトルからして「征服」だからな。
気楽に読める一品である。


2002/10/15

朝日ソノラマ文庫刊行、渡邊  裕多郎著「日出づる国の吸血鬼
なんかこう・・・。主人公のいう「実戦」「実戦」ってぇのが鼻につくというか。
空手が好きで、色々調べたんだろうな、というのはわかったのだけれども、だから何?てなもんで。
何気にベタな話でもあるんだけど、ラブコメにもなりきれていないというか。
吸血鬼ネタであれば、自分としてはシリアスなダークファンタジーのほうが好みではあるしな。
ちょっと性にあわなかったな、というのがかんそぉ。


2002/10/14

電撃文庫刊行、三枝  零一著「ウィザーズ・ブレイン V  光使いの詩
ベタベタな話ではあるし、ちと狙いすぎの部分も見えてはいるんだけれども、何気に魔法システムが気に入ってたり。
いや、そんなんばかりだけど。
基本的な設定で疑問視することもあるけれども、気にしては、多分、いけない。
そもそもの世界設定の根幹を覆すようなことになったら大変ではないか。
一部を除いてあまり目立った矛盾もみうけられないし。
魔法の理屈は、今回読んでいるとアストラルプレーンを想像してしまった。
アイデアの一部になってるのかもしれんがね。
とりあえず、読み続けるとはおもう。


2002/10/13

角川スニーカー文庫刊行、浜崎 達也著「.hack//  AI buster
アニメ、としてゲームとなった作品の小説部門である。コミックもあったか。
全ジャンルで時代を切り分け、すべて異なる話にしてるのがちょっと珍しい。っていうか、自分が知らないだけなのだが。
ネットゲームをやっていると何気に面白かったりするかもしれない。
逆に、ネットゲームを知らなくても、用語の説明とかうまい具合に作中でしてくれているので、特に問題はないかと。
そういった意味では「初心者キャラ」の参入はうまくいったのか。
なぜに初心者キャラを?とか読んでいるときはおもったものだが。うざかったし。
(萌える人もいようが)
ゲームもやっていないし、マルチジャンルで通したテーマがあるかどうかはわからんけど。


2002/10/12

朝日ソノラマ文庫刊行、岩本 隆雄著「鵺姫異聞
作者の「星虫」から続くシリーズ最新刊。
ちとスケール的に大きくなりすぎて、実感がわかなかった、というのが実態か。
星虫のころは何気に地球環境の話でもあったし、まだよかったのだけれどもな。
キライではないんだけど。
ただ、こういうループを作ると、「始まりは何?」という疑問が常にわいてくるんだよな。
「タイムリープ」のように短いスパンであれば問題なかろうが、ここまで来るともう。
人物相関図がほしいところ。相関図というより、家系図か(苦笑)
普通に楽しめた、いつかきっと読み返すであろう作品ですけどね。


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