朝日ソノラマ文庫刊行、秋山 完著「吹け、南の風[2.星海の襲撃者]」
薄いっ!というのが初感だったり。
話は好みだし、(ちとイラついた部分もありはしたが)いいんだけど、いかんせん
薄い。
本文200ページきって450円というのはなぁ。
たとえば、悪役(と一概には言えないのだけれども)の戦争を起こす動機とか、
まぁ、イマイ不明な部分もあるし、引いてしまう部分もありはするけど、ちゃんと
戦争が経済活動だ、という理屈のもとで動いているしな。
単純な勧善懲悪な話でもなさそうだし。
もう少しボリュームのある話を期待するのは罪?(苦笑)
朝日ソノラマ文庫刊行、笹本 裕一著「エリアル [18]」
続くなぁ。これも。
47話になっているので、以前の後書きによるとあと6話くらいか?
1年もののTVアニメをイメージしてるそうで。
いわれてみれば話しもクライマックスだしな。
主役メカのエリアルも代替わりしたし、前作から今作にかけては異星人のオーバー
テクノロジー
導入してるし。
とはいえ、ここまでくると昔の話なんてわすれてたりするんだけど。
もはや手元にもないしなぁ。最大の問題はそれか。
今更昔の買うのもねぇ・・・・・・
ハヤカワ文庫刊行、森岡 浩之著「夢の樹が接げたなら」
なんか久しぶりに角川系列以外の出版社の本を読んでるな(苦笑)
「星界の紋章」や「星界の戦旗」の作者による短編集。
作者のデビュー作でもある。1992年初出。
文庫になるまでがながいよなぁ・・・などと思ったり。
半分ライトに流れている「星界」と違い、あるいは短編集ということもあってか、
なんかダーク。「キノの旅」という結構ブラックなライトノベルがあるんだけれども、それ以上にダーク。
んでもってSFしてるし・・多分(笑
これをSFと読んでいいのかなぁ・・・ううむ。意外と、といってはなんだが高尚な
テーマがありそうで、
実は単なるパロディじゃなかろうか、と思えるし。ううむ。
電撃文庫刊行、伊都 工平著「第61魔法分隊 <2>」
気が向いたので(苦笑)
「魔法」の扱いがイマイチ不明なライトファンタジー。
前回が警察小説だったけど、今回はそうでもなく。
絵的には格好いいのはわかるんだけどなぁ。なんか、こう。
どうせならカートリッジに魔素かなんかつめて、撃って欲しい、と思うことしばし。
カートリッジによっては強力すぎて銃身がもたなくて一発撃つと銃身がやけちゃう、とか
それこそ現実ではできない、ファンタジーならでの方法もあるだろうに。
ううむ・・・とはいえ、なんとなく。うん。なんとなく(苦笑)
富士見ファンタジア文庫刊行、神坂 一著「クロスカディアA影メグル地ノ邂逅者タチ」
このシリーズはこのタイトルパターンでいくのか。
なんかすぐにネタ切れしそうなんだが。
話はあいもかわらずの神坂節というか、ギャグがおんなじというか。
笑えるのでよいのだけど。
命の狙われているヒロインを巡る陰謀はまだ見えないけれども、神坂流で解くとすっげーくだんない理由になるんだが。
さて。
それでもいいとかおもってたりして。
あとは主人公の成長がどれほどのものか、という所か。
いまたダガー程度しか伸びない光の剣もそのうちロングソードとかになるのかな。
やらないとはおもうけど、剣の名前がゴルン・ノヴァだったり、黒幕かなんかでデスフォッグとかださんだろうな。
いや、ゴルン・ノヴァはやりすぎだがデスフォッグぐらいなら許容してしまうけど(笑
連休中のまとめ読みというか・・・まぁ、さぼってた分(苦笑)
富士見ファンタジア文庫刊行、榊 一郎著「ストレイト・ジャケット 4 オモイデのカナタ 〜 THE REGET/SECOND HALF 〜」
「オモイデのスミカ」の後編。相変わらず読み飛ばしてると過去の現代がごちゃになる。
いやまぁ、読み飛ばすほうがわるいんだろうけど。
この作者の別シリーズの「スクラップド・プリンセス」よりよかったりとも考えたたり。
THE BEST 入りしないのはなんとなくなんだけどね。
まぁ、読んだ後も謎が残るってのはよくある話だし、それはいいんだけど。
主人公が「変わった」と中である意味強調されていて、それはおそらく、「現在」の
ヒロインのせいなんだろうな、とおもいつつ、
全然よみとれなかったりして。
いったいどこが変わったって?