フランスに戻ったストームナイトが各自の修行をしている時、彼らあてのダイレクト
メールが届いた。
サクラメント市をトカゲどもより解放するために協力してほしい。
にもなく請け負ったストームナイト達は集合場所であるサンフランシスコへと急いだ。
サンフランシスコではストームナイトが100名以上集っていた。地球を救うためで
ある。中には見知った顔もあったか。
特に力あるストームナイトはサイクラメント市解放のかぎとなる「ステイリー」を発見
するに有力な方法であるエタニティシャード回収の任務を依頼された。
そこはリバティ島。かつて自由の女神のあった場所だ。
幾チームかの回収隊を差し向けたが戻ってこないこない所をみると、かなり強力な守護
がついていると思われたため、協力なパーティであるストームナイトに話が回ってきた
らしい。
引き受け、レルムランナーに運ばれてニューヨークへと向うストームナイト。
待ち受けていたのは5thゴスポグと強力なトカゲどもだった。
激戦の末、5thを追い払い、トカゲを殲滅したストームナイトは見事に自由の女神の
かけら、エタニティシャード「自由の灯火」を手に入れたのだった。
ニューヨークからシャードを持ち帰ったストームナイト達。
サンフランシスコでは新たなストームナイト達がさらに集結しつつあった。
人が集まれば争いやロマンスが起きる。その争い/ロマンスに巻き込まれた、あるいは
自発的におこしたストームナイトだったが、それは強敵を退け、ひとつの仕事をやり遂
げた安堵からきたものだっただろうか。しかし、そこに、罠は潜む。
しばしの休息の間の邂逅には、奇妙なものもあった。勘違いはなはだしいサムライや、
チャンドラーを目の敵にする少女の姿である。
その邂逅のひとつ、ネイム司令官の秘書であるエミリーの姿はチャンドラーは古い記憶
を掘り起こされ、キャシディーはいつもの病気を発病させた。
エミリーを口説き落とすことに成功したキャシディーだが、そんな彼にチャンドラーは
警告を発する。「彼女は、かつて自分たちを利用して姿をくらました女だ」と。
無論、そんな事を聞くキャシディーではなかったが。
なにはともあれ彼らはしばしの休息の後、司令官の依頼により、北へと向った。
ステイリーの姿が死体を集めた袋、という情報を得た彼らはステイリーのひとつを入手
したシャードで発見し、抜くための移動であった。
作戦期限までに無事たどりついたストームナイト達はしかし、ステイリーを守護する
強敵たちに苦戦を強いられた。
巨大な恐竜、全身を炎に包まれたトカゲ、空とぶヒトデ。激昂し、おそいかかるトカゲ
に危機感を覚えたチャンドラーはやむなくストーム戦闘をトカゲどもと引き起こした。
すさまじく強力なストームが周囲を覆い尽くす。
また、ステイリー抜きの作業にとりかかったキャシディーを阻止するため、トカゲの
一匹が彼に対してストーム戦闘を仕掛けた。ここでもとんでもなく強力なストームが
発生し、周囲にいた恐竜やストームナイトを巻き込んでいく。
負傷を負ったものの、九死に一生を得たストームナイトたちは、ステイリーを抜いて、
周囲から霧がなくなった事を確認すると、サンフランシスコへと帰還した。
途中、それに気がついたのはチャンドラーであった。サクラメント市に入ったあたり
で、彼のサイバーウェアが停止したのだ。コアアースではありえない、どこかの純正
エリア。しかし、見た目かわったようには見えないが・・・
疑問をだきつつ、サンフランシスコに戻ったストームナイトを待っていたのは祝賀会と
いう名のパーティであった。
さんざん飲んで食って眠りについたストームナイト達がニンジャに襲われたのはその夜
の事である。
飲食したものに毒物でも混ぜられていたのか、なかなかおきないオギノやエル、アリス
を抱え、シャードを死守したチャンドラーたちが見たのは炎上する街であった。
一方、皆と別れたキャシディーも同衾していたエミリーに襲われていた。持ち前の運の
よさで脱出した彼だったが、待ち構えていたネイムにも襲われ、半死状態まで陥る。
キャシディーをギリギリのところで助け出したストームナイト達は奪取した車でサン
フランシスコの街から脱出したのであった。
#20 Torch of Freedom ---End---
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