自然考庵
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性はなぜあるの?

性の本質は、DNA(遺伝子)の組換えにあり、それは地球環境の変化の適応力と生物の進化にある!?

細胞分裂(生殖の基礎)

どんな生物でも細胞分裂を起こす。細胞はある時期になると分裂を開始する。そのとき 細胞の核は無くなり、代わりに数種類(生物により数は異なる)の染色体が現れる。
細胞分裂の時期
この染色体の中には、DNAがあり、DNAを構成する核酸の元である塩基・リン酸・糖から成るヌクレオチドが存在する。 これらヌクレオチドの塩基の部分だけに注目すると、塩基には、[A]アデニン、[G]グアニン、[C]シトシン、[T]チミン、 と呼ばれる4種類の化合物がある。この4つの塩基は常に[A]と[T]、[G]と[C]の組み合わせのみでヌクレオチドが 形成されている。2個の塩基の組み合わせによる順列は下図のように4種類のみとなる。

塩基の組み合わせ
[A]アデニン

[G]グアニン

[C]シトシン

[T]チミン
人間の場合には、染色体は23対(計46本)あり、23対の中で一番大きな染色体には約2億5千万組の塩基が存在する。
各染色体には、DNAが2重らせん構造になって存在し、さらにこのらせん状のDNAはある種のたんぱく質に巻きついている。

DNAの構造(塩基配列の一部)

この染色体にあるDNAの中には遺伝子と呼ばれている生物のからだのたんぱく質を作るための設計情報がある。 人間の場合、このたんぱく質設計情報の遺伝子はすべての染色体のDNAの塩基配列に対してわずか5%にすぎず、 残りの95%の塩基配列は、たんぱく質作成には不要な部分である。この95%のたんぱく質設計情報以外の部分が、 なぜ存在しているのか現在のところ不明だそうだが、進化の過程で遠い過去に使い捨てられた部分かもしれない。

染色体の数

生物種人間チンパンジーいぬニワトリカエルサケ車えび大豆
染色体数23対[46本]64本48本78本78本13対[26本]74本46対[92本]40本


無性生殖:性の別がなく細胞分裂によって子孫を残す方法。無性生殖の場合は、DNAの全くのコピーである。
有性生殖:オスとメスの性の区別があり、オスとメスの結合により子孫を残し、新しいDNAを作ることができる。


初期の生命のころ、性は存在していなかった。子孫を残すには細胞分裂のみで行われていた。 ウイルス、バクテリア(アメーバ、大腸菌)などの単細胞生物は、無性生殖によって増えている。 多細胞生物でも無性生殖によって増えるものがある(ヒトデ、イソギンチャクなど)。 植物は、無性的に増えるものが多い(さし木、ジャガイモ、球根など、染色体にもオス・メスの区別がない)

有性生殖の場合、オスの細胞とメスの細胞が合体してひとつになるため体細胞とは異なる生殖細胞が必要となる。 生殖細胞は、染色体を半分にするために、減数分裂しなくてはならない。オスとメスによって生まれた生物は、 オスとメスから半分ずつ遺伝子を受け継ぎ、親と異なる遺伝子(DNA)となり、新しい遺伝子が生まれることになる。 このように有性生殖では、生物自体の変化により、地球環境の変化に対する適応力と有害な突然変異の除去に有効であり 生物が高等化し、種類を増やすのに適している。

性淘汰
オスはメス(配偶相手)の獲得をめぐって、オス同士で競い合い(求愛手段:戦う、目立つなど)を行う。 このために、メスよりオスの方が勝っている点がある。またメスの卵子の数に対してオスの精子の数のほうが 圧倒的に多く、そのメスの卵子は限定資産となり、この限定資産をめっぐってオス同士の競い合いが起こるのだろうか。 このようなオスの競い合いの結果、メスがオスを選ぶという考え方が、ダーウィンの提唱した性淘汰である。


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