アルインコVSダイワインダストリ

DM-330MVとSS-301Xアルインコ製スイッチング電源器DM-330MVと、ダイワインダストリ製スイッチング電源器のSS−301Xの比較です。

これは現物を解体して目視及びシンクロスコープによる簡単な測定による考察です。事実と反する部分があっても、ご了承願います。
右の写真はDM−330MVとSS−301Xを重ねて撮ったものです。大きさ比較用。
尚、ダイワインダストリからは後継機と思われるSS-330W/Xが発売されています。

参考URL

アルインコホームページ
http://www.alinco.co.jp/
製品ホームページ
http://www.alinco.co.jp/densi/ps_dcdc/dm330mv_f4.html
CQ誌の紹介記事
http://www.cqpub.co.jp/cqham/CQHAMWWW/1999-12/kaitai.htm

スペック表

機種入力
電圧
出力電圧 出力電流出力電圧
変動率
リップル
電圧
重量 定価 実売価格
DM-330MV 100V
200V
5〜15V可変連続30A2%以下15mV以下2.0Kg34,800円約13,000円
SS-301X 100V
200V
13.8V固定連続30A1.5%以下5mV以下2.3Kg39,800円??約30,000円

1.入力側回路構成

DM-330MVの中身アルインチキは基盤上でダブルステージのノイズフィルタを構成しているのに対して、ダイワは一度ノイズフィルタらしきものを通過してから、T型のノイズフィルタ受けしてます。

右の写真はDM−330MVの中身です。

2.出力側ノイズ対策

SS-301Xの中身両機共に出力端子側に電解コンを付け、P側をセラミックコンで筐体にアースしていました。おもちゃのシンクロで出力を観測しましたが、リプルは観測できませんでした。やっぱりスペアナ無いとダメですね。

右の写真はSS−301Xの中身です。

3.回路構成

両機の回路は非常に酷似しています。スイッチング制御ICも同じで、インバータ回路も同じスイッチング周波数も同じで、平滑コンデンサの容量も同じ。アルインチキがダイワのコピーをしたんじゃないの?と思える位、そっくりです。

入力耐量は両機とも140V位なら連続で使用出来そうです。

アルインチキの電源にあるノイズ・オフセットのつまみで、中心周波数±2μS程度のキャリア周波数調整が可能でした。が、前にも言ったとおりに、スイッチング・サージの周波数スペクトル・インバータ回路のインピーダンス等は変わらないので、この機能にノイズ抑制の効果はほとんどないのではないか? と当局は考えます。

職場に行けば、スペアナとレコーダーが有るので、ノイズ特性とか、過度応答とかみれるんですけどね。 今回は見送りです。
これだから電源屋は嫌ですねー 全く。

4.ダイワの良いところ

(1)トランジスタに放熱フィンがついているので、他の部品に与える温度の影響が小さい。

(2)ノイズ発生源と筐体の漂遊容量が小さいので筐体そのものがノイズ源になりにくい構成。

(3)ファンが常時運転しているため、各部品の温度変化が均一で少ないため、劣化が進行しにくい。

5.アルインチキの良いところ

(1)作りが丁寧である。 国内生産と思われますが?

6.ダイワのいただけないポイント

作りが粗末で基盤が安いです。(きっぱり言い切りモード)
実装機使ったとは思えない実装です。まさか手実装??

(筐体にはmade in TAIWAN Quality Passedのシールが貼ってあります。)

アルインチキが両面スルーホール基盤に対して、片面パターンのエポキシ基盤です。
アルインチキの1/3位のコストじゃないか?これ

基盤上のレイアウトでノイズ抑制しようなんて配慮は全く感じられませんでした。アルインチキの方が良心的です。

まるで某国某メーカーのOEM品様で、とりあえず実装されてれば良いだろう的製造です。個々の部品は自由気ままな実装で全部微妙に特性が変わると思われる出来で、許せないのがICソケットを使用しているところです。

確認はしてませんが、どうせ錫メッキのソケットでしょう。数年も経てば接触不良起こして、壊れてないのに怪しい動作して、くそ高い修理費用メーカーに支払う羽目になる事でしょう。

7.アルインチキのいただけないポイント

もっと高級なトリマー抵抗使って欲しいです。

経年変化で接触不良起こしやすいタイプなのでちょっとイヤです。

8.総評

とてもダイワが品質的にも信頼性においても優秀とは感じられませんでした。

似たような容量で価格的にもアルインチキが半額以下で買えるなら、黙って安いアルインチキ買っとけ! といったところです。

DE JF8JKY/1


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QRZ RADIO CLUB Last Updated 2000/4/16
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