YAESU用バンドデコーダの制作

DE JR8VSE

はじめに

先日掲載したICOM用バンドデコーダに加えて、YAESU用を製作しました。 しかしながら、YAESU製無線機を所有していないため、無線機接続時の最終動作未確認です。 基本的なコンセプトはICOM用をベースとしましたので、ICOM用同デコーダの製作記をご覧いただき、本記事の参考としていただけます事をお勧めいたします。

設計のポイント

冒頭の通りICOM用をベースに、YAESU用としての動作を基本に考えました。

  • デコードは、1.8/3.5/7/14/21/28MHzの6バンドに限定。
  • バンド情報としてBAND DATA端子(DIN8p)を使用。
    本端子から、4bitの信号レベルの組み合わせの出力により、各バンドの識別表現がされています。
  • デコードにIC 74HC154Pを使用。
    「4-to-16 line decoder/demultiplexer」なる4bitのバイナリー信号(16種類の組み合わせ)を、それぞれ異なり独立したラインのレベルとして分離出力されるC-MOS IC「74HC154P」を使用します。
  • 各バンド選択時の論理出力と出力ピンの組み合わせ
    対比表を参照ください。
  • 外部出力用のドライバーとして、フォトリレーを使用。
    ※極性に汎用の必要がなければ、より安価なTLP627等フォトカプラや2SA733等トランジスタで代用可能。
  • バンドデコードに加えて、DC+13V供給可能な端子を装備。
    BPF等外部機器接続用として+13Vジャック端子を装備します。
  • 情報表示として、選択バンドや通電状態が判別可能な表示LEDを装備。

制作

  • 回路
    回路図を参照ください。 今回の回路図(PDF)
  • 基板
    特に複雑ではない為、蛇の目基板にスズメッキ線にて配線しています。
  • ケース
    穴あけが容易なタカチ社の汎用プラスチックケースを使用しました。
  • ケース加工・配線
    ICOM用よりも送受リレーの出力端子が不要な分、一回り小さなケースとしましたが、結果的に基板の大きさが支配的であったためギリギリとなりました。

制作上の注意等

  • ICの動作電圧VDDは5V。負荷のプルアップも当然+5V。
    ICOM用のICは13.8Vで動作可能ですが、YAESU用はVDD5Vで動作させました。LEDのプルアップ先を思わずICOM用の感覚で近場の13Vからとったところ、ICがあっと言う間に焼けました。16ラインの出力ピンはオープンコレクタではありません注意しましょう。(笑
  • テスト電源としてVDDを用意しておくと便利。
    入力の論理テストなどで+製作途中・後、VDDを使うことが少なくありません。すぐ使える準備しておくと便利です。今回三端子レギュレータの出力側に接続したテスト用の電線を10cm程ケース内に収納しています。

動作確認

テスト電源の論理入力による擬似バンドデータの入力では、BPF「419B」は、正常動作を確認しています。
今後、機会を見つけてテストしたいと思います。

できた物

機器外観 内部写真 LED表示及びTXやDC出力など付加機能をつけているため、以外に配線が多い まずブレッドボードで動作確認検証


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QRZ RADIO CLUB Last Updated 2011/01/12
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