QRZ Racing Club |
冬支度(Impreza)(2002/9/18) |
あと2ヶ月もすれば、雪が降る寒い冬の季節がやってきます。と言う事で、冬支度を始めました。 内容は、春にノーマルから交換したサスペンションは、会社のお友達から譲り受けた物で、オンロード仕様の物で、GABのストリートショック+kg/mmのスプリングDR21
supersportです。 今回交換したサスペンションは、競技用としてはごく一般的な物で、カヤバのsuper
special for rally+ノーマルスプリングです。 |
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☆まずショックとは 車は、走行する時路面の凹凸の吸収や、カーブ走行時の必要なロールをバネの収縮伸長により得られていますが、バネのみですとバネの本来持つ往復運動により、発生した動きがなかなか収まらず、いつまでもフラフラ車が揺れ続け安定性にとても欠けます。 このバネの持つ自由気ままな運動を制限するのがショック(正確には、ショックアブソーバと言う)の役割です。 具体的にショックは、速く大きい動作に対してはその動きを制限し、ゆっくりとした動きに対しては、小さな力でも動くという動きをします。 |
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☆GABとの外観の比較 色の違い以外は、ほとんど同じです。今回の購入した物は、調整式では無いタイプです。 |
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☆交換の前に 交換の前に新品のショックをチェックすると、ブレーキホースを固定するフックがついているのですが、今回のショックは、ブレーキホースを横からはめ込む事ができず、ブレーキホースを一度キャリパーからはずし、フックに通す様な仕様となっています。 一般的に純正のショックの場合はこうなっているのですが、スポーツショックでこの様になっているのは、今まででは珍しいです。ブレーキホースをはずすと、エア抜きなどが必要となりとても面倒な作業が発生するため、ここは当然のごとく、サンダーで一部を切断しホースを横からはめ込める様に加工します。サンダーが無い場合は、金切りハサミやワイヤーカッターなどでも代用可能です。あまりフック部を変形させると、あとで固定用の金物が入りにくいので注意が必要です。 |
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☆ショック取り外し及び組み上げ 今回は、アッパー部を流用する為、スプリングコンプレッサーを使用して、バネを縮めて、ロックナットをゆるめアッパー部をはずします。今度は、使用するバネをスプリングコンプレッサーにより縮めて新しいショックに組み込んでゆきます。この時、皿の向き、バネの位置、ゴムブッシュの位置に注意しながら、その他付属品の移植など滞り無くこなします。 |
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☆ショック取り付け 元の位置にショックをセットします。前輪左右セット時それぞれの車輪を中心方向に押しながら、ボルトを締めるのがコツです。 この一連の作業を4輪それぞれ全て行います。 |
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☆作業上の感想など ・ 作業するにあたり、ジャッキアップ後、馬をあてる事を安全上からもおすすめします。後部の交換時、リアーデフにジャッキをあてて作業したのですが、スタビが効いて、結構ボルトを通すのに苦労しました。 |
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☆作業後の感想など ・ 路面の凹凸が多い、新篠津SSで120km/h程度の巡行でジャンプも試してみましたが、着地後が全く別物です。一発で振動が止まる感じで、常に路面に張り付いています。 ・時速10km/h以下の走行は、あまりおすすめできません。路面の細かいギャップをそれに沿って動いていると言う感じで、人間が車の中で細かく振動しています。 ・ アスファルト上ですと、バネがもっと固くとも良い感じがしますが、冬になるとちょうど良い塩梅になる事でしょう。 ・ 車高も元に戻った為、雪道の走破性が向上した物と予想されます。 |
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☆その他 ・一般に勘違いされている方が多いのですが、ブレーキ等と同様、ショックは消耗部品です。しかし、消耗していてもオイル漏れなどの異常がなければ車検は通る為、消耗していてもあまり交換する人は多くありません。 ・これを読んでいる方の中にも、ショックも変えずに自分の車をポンコツ扱いしている愚か者がいるのでは!? ご相談受付ますヨ(笑) |
QRZ Racing Club Last Updated 2002/9/18 JR8PPG |