アンテナ修理

台風18号にはヤラれた(2004/9/8)

去る9月8日北海道に上陸した台風18号は、旭川も例外ではなく強風が吹きました。
私の設備がある場所では、通常冬の西風が一時的に強く吹く事が多く、その際、ローテータ部のマストクランプがすべりアンテナが回される事が有る程 度です。しかし、今回の台風18号は、旭川も暴風圏内(なんと風速30.3m)に入り直接的な被害を受けてしまいました。

強い南西の風を受けマストが大きく曲がりアンテナが宙を向いている。
アンテナは、214C,CL40-B4。
風を受けた方向にアンテナを向けて有ったせいか、見た感じでのアンテナの大きな被害は確認できず。

鉄塔頂部の状況。
50Aの白ガス管が見事に曲がり
マストと鉄塔の間にCL40-B4が
挟まっている。
マストに亀裂はなく見事にグニャリと曲がっている。ベアリング台支持用のステーも曲がっている。

ローテータ部。マストクランプは強化版の#1217を使用していたが、この通りバラバラ、ツラの皮一枚でマストが支持されている状態。

アンテナ修理とメンテナンス

アンテナ撤去は、ゴンドラ取り付け済みクレーンにより、まずアンテナを撤去し、その後、鉄塔上部2セクションごと撤去しました。
その後、地上で予備の頂部セクションと交換し新しいマスト(CD社M4)を設置しました。

ローター取付(2004/10/16)

復旧作業を10月中に終了させる為、まずロータが修理から上がった為、設置作業を行った。何とも風が強い日では有ったが天候は良い日でした。

ローテータ。
撤去後メーカに修理を依頼した。
幸いモータ本体に損傷は無いが、
10年近く使用している為、
内部オーバーホールをした。
マストクランプは、今回は1300用に標準でついてくるタイプにした。
鋳物ですが、肉厚が10mm程度あり、ボルトもM10とかなり頑丈そうです。ユニバーサルカップリンクが標準

マストパイプをロータが入る高さまであげ、ロータを固定している。

設置完了。次回のアンテナ上げの為にロープはそのまま。

アンテナ上げ(2004/10/24)

お手伝いいただく方の都合を考慮して調整した結果、この日を工事日としました。
前日23日の土曜日に一人でも可能なできる作業はこなそうと思ったが、みぞれは降るわ・風は強いわ・温度はわずか+数℃しかないわ・でロクなもんじゃなく、この 日は見送り日曜日の1日の作業となりました。
当日、作業員は私の他、JR8PPG,JE8IGS,JE8KKXです。曇り時々晴という天気で日がでている時は、やや温かいが雲に隠れると妙に寒さが感 じられる状況です。風はさほどなく温度が低い以外は前日の天候とは比較にならないものでやなり恵まれたいたと思います。
アンテナ工事は、CL40-B4の設置作業,メインの214Cの設置作業,サブの214C(鉄塔中腹)の設置作業と行い、開始から約6時間で終了しました。


手動ウィンチをマストに固定しているところ。

いつも忘れてしまう、鉄塔上からの携帯によるムービー撮影。
今回は、最初に実施。

鉄塔直下を撮影しようと思ったら、逆に取られていました。

鉄塔上の2本のアンテナ上げ完了。

サブの214Cの設置が完了し同軸接栓の接続をしているところ。
 


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Last Updated 2004/11/1
JR8PPG