FCCライセンス受験記

AH2DO最近、GCC(Guam Contest Club)で、グアム島から毎年コンテスト参加していますが、今回米国FCCライセンスにチャレンジしとりあえずGeneral級をパスしてきましたので、FCCライセンスと日本とアメリカ間の相互運用協定のさわりを含めて、体験記を書きます。

2001/3/1追加
右の写真は届いたextraのライセンスです。因みに右側に書かれてる様に、この写真はサインする前に撮ったので、この状態だと有効ではありません。

2001/6/2追加
バニティー申請してコールが変わったので、ライセンスの写真を変えました。

DE JR8VSE 佐々木


まず、概要・・・

日本アマチュア免許でアメリカ国内でアマチュア局を運用する場合は、相互国間で結ばれている相互運用協定により可能です。現在は、運用するにの特別な手続きは、必要ありません。
これは、日本で受けている免許状に記載されている操作範囲とアメリライセンスの操作範囲とのANDを取った範囲内での運用が認められています。また、QRVするバンドだけでなく周波数についても適用されます。
従って、160mバンドはレシプロでは、PHONEにでる事はできず、周波数も日本の狭帯域内のみです。同様に40mバンドも第2地域であれば、PHONEの周波数は、日本と重なっている部分はありませんので、送信する事はできません。
これにより、コンテスト参加等を含む米国内でフルに運用を行おうとする場合、 別途アメリカのライセンス取得の必要性がでてきます。

参考:JARLの解説


FCCライセンスについて
2000年4月15日よりFCCライセンス制度が大きく変更され、新規に取得できる資格が、technician,general,extraの3種類となり、モールスの試験は、5wpmのスピード一種類となりました。それぞれ、試験科目をエレメントといい、
element1 morse code test 5wpm
element2 technician class
element3 general class
element4 extra class
と分けられており、technicianを除き、下のelementをパスしないと、次の試験が受験できません。また、各資格の操作範囲(Region2)は、以下の通りです。 (50M以上は省略)
technician
(element2合格)
50MHz以上のアマチュアバンドの運用
technician+
element1科目合格
technicianに加えて、
3675-3725KHz
7100-7150KHz
21100-21200KHz
28100-28300KHz
各バンドの電信で出力200W
general
(element3合格)
1800-2000KHz
3525-3750,3850-4000KHz
7025-7150,7225-7300KHz
10100-10150KHz
14025-14150,14225-14350KHz
18068-18168KHz
21025-21200,21300-21450KHz
28000-29700KHz
各周波数範囲の制限以外は、extraと同じ
extra
(element4合格)
18000-2000KHz
3500-4000KHz
7000-7300KHz
10100-10150KHz
14000-14350KHz
21000-21450KHz
28000-29700KHz
各周波数範囲で出力1.5kWPEP

受験条件
FCCアマチュアライセンスを取得するには、受験条件があります。主な物として、
  • 国籍は、有しなくともよい。
  • アメリカ国内で具体的な運用計画が有ること。
  • アメリカ国内に郵便を受け取れる住所が有ること。

等があります。

強く言われている事は、試験自体認定されたボランティア団体により行われてお り、試験手数料などは、日本とは比較にならない程安価です。
従って、特に外国人について、実際に運用する予定がない場合や第3国においての免許取得の優位性の理由で、FCCライセンスを取得してはいけないこととなっている様です。


本題・・・

−試験について−

東京試験が試験管理者の都合により、予定が立たなくなってしまった為、次に早く行われるのは、岡山VEとわかり、早速受験希望の旨、JA4CZM坪井さんにコンタクトをとった。快く当日お待ちしております旨回答を頂き、それから準備を進めた。問題は、element1はモールスの受信試験で、2〜4は学科試験である。学科試験は公開されているquestion poolsの中からでるが、日本と異なりその問題の数が非常に多い。

element2 384問中35問出題 26問以上正解で合格
element3 385問中35問出題 26問以上正解で合格
element4 665問中50問出題 37問以上正解で合格

とりあえず、飛び越し受験は、不可なので一回の試験で一個ずつとるつもりでTechnicainを目指し準備を進めていた。試験一週間前、あるコンテストの鉄人からMAILが来て、一気に全部行く様、指示が有った。もう私の頭では、どうやっても間に合わないので、とりあえず、element3は一応やっておくか・・・言う気になり、準備を進めた。

−試験当日−

  • 朝6:35分の最寄りのJR駅を出発して、新千歳空港に向かう。
  • 順調に空港に到着し、飛行機離陸…その後機内放送で西風の為、到着時刻が10分〜15分遅れるとの事。まずい・・KIXからのJRの乗り継ぎが18分しかない。
  • 飛行1.5hが過ぎた時点で客室乗務員を呼び、定刻に着陸出来るかどうか詳細に確認してくれ…さもないと、JRへの乗り継ぎができず、連動して新幹線に乗れず、目的地への到着が約束の時刻にまにあわない・・といった。
  • どうがんばっても、10分は、遅れるとのこと。最前列に空きがあったので、席を移動した。飛行機が10分遅れてで着陸した。所定の位置にまで、着くのに4分程度かかり、すぐに開けてもらい、JRの券売機まで前回で走った。2分前だった。
  • 悠長に出てくる、はるかとのぞみ700系の切符をゲットして、階段を下っている途中扉が閉まって電車は、行ってしまった。一瞬呆然としたが、緑の窓口に行き、変更を依頼したが、もう行ってしまった分の変更はできないと言われ、後発のひかりに乗り継ぎできる様依頼したら、たらふく手数料取られて、400円くらいだけ戻ってきた。
  • 頭にきたので、松屋でしょうが焼き定食を食べた。
  • 後発の電車を乗り継ぎ、岡山につき、タクシーで会場に向かった。
  • 会場に着き通用門から入ろうとインターホンを押すが守衛がいない。いくら叩いてもいないので、別な場所のドアから中に人がいるのが見えたので、ドアを叩いて、入れてもらった。
  • 部屋に着くと、もうモールスの試験が始まる直前で説明が行われていた。急いで入り、アプリに必要事項を記入した。
  • 電信の試験が開始された。問題なく受信できたので、okのはずである。試験は、5分間流れる信号のうち連続する1分を完璧に受信するか、後に配られる設問10問のうち7問以上正解で合格となる。設問シートが欲しいかどうか聞かれたが、ソリッドコピーに自信があったので、断った。
  • element2の試験問題と解答用紙を貰う。回答している最中にelement1合格ですといわれる。element2も順調に回答し、管理者に渡す。
  • 採点後、element2合格です。と言われ、次チャレンジしますかと聞かれて、はいと答え、element3の問題と解答用紙を貰う。
  • 順調に回答を終わり、管理者に渡す。element3合格ですと言われ、次チャレンジしますかといわれたが、全く準備していないので、ギブアップした。
  • 科目合格証明書に必要事項及び管理者3人のサインが入り、私のサインをして控えを貰った。後日FCCからアプリに記載した住所に免許が郵送されるとの事。
  • みなさんに挨拶し会場を後にした。大阪に戻り兄のところに一泊し札幌に戻って来た。

最後に

試験に関しては、私自身あまり情報がなく、色々個人的に調べて闇の中に孤独に飛び込んでチャレンジしたと言うところが本音です。
現在活躍されているVEのみなさんは、日本国内でのFCC試験がなく、受験の為にアメリカ国内に行っておられた方も多いと聞いており、諸先輩方々のおかげで今回チャレンジするチャンスを与えていただいた事に大変感謝しております。岡山VEのみなさん今回は、お世話になりました。
次回は、EXTRAの準備をして、どこかのVE試験を受験しライセンスをアップグレードしたいと思います。

追記:2001/2/3に東京で行われた試験で、Extraへアップグレードしました。


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QRZ RADIO CLUB Last Updated 2001/6/2
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