今回の記事は開発中のバージョンを元に書かれたものです。発売バージョンとは異なる可能性があることをご了承ください。

　まず一言で表すと弱くなった。何が弱くなったのかというと、特にダブルニープレスが挙げられる。

　何が弱くなったかと言えば、まず飛距離が短くなった。これにより、サイコショットからダブルニープレスはほとんど使えなくなってしまった。さらにひどいことに、硬直時間が非常に長くなってしまった。前作では、反撃は基本的には受けなかったのに今作では必ず足払いなどが入ってしまう。しかもさらにデスレッグ（中）からキャンセルしても連続技として成り立たない。

　他にもサマーソルトスカルダイバーの硬直時間が増えた。

　強くなった点としては･･････ない。あえて言えば、ＺＥＲＯコンボが今回は全員無くなったので元々無いベガは相対的に得しているといえなくもない。

　オリジナルコンボも別に全員使えるので関係ない。特にベガならではの利点は今のところはない。

　とりあえずダブルニープレス（以下ダブルニー）が使えない技になってしまったので、新しい戦略を考える必要がある。ダブルニーは、地上でのカウンター技と考え、攻めにおいては忘れてしまってよい。

　そこで何を使って攻めるかが重要になってくる。主に今回使う技はヘッドプレスと、サマーソルトスカルダイバー（両方とも）である。又前作のダブルニーの代用としてホバーキックを使う。勿論これは遠目でしかできないことだが、ダブルニーもガードされたら反撃されることを考えたら、あまり反撃を恐れて出さないのは得策ではないということが分かるだろう。

　まずベガの攻めは離れることから始まる。相手の飛び込みを食らわない遠くまで離れたら、そこでサイコショットを撃つ。ここから、歩く、ヘッドプレス、サマーソルトスカルダイバー、ホバーキックのいずれかで接近する。

　接近戦で主に使用するのは、スピンブレイク（垂直ジャンプ中キック）。横方向にリーチが長いので、足の先が当たる間合いならそう簡単には反撃を受けない。相手が飛び道具を撃っていたらその手を蹴れるのが利点といえるだろう。これはスタート直後なども狙い目である。またもしジャンプのタイミングをしくじってしまっても空中ガードがあるから問題はない。次に使えるのはシャドーミドルキック（立ち中キック）。リーチが長く隙も大きくないからだ。特にこの間合いでは中キックの使い方が重要である。というより他の技ははっきり言ってほとんど使えない。いったん形勢が不利になったら、素直にガードに回りつつ、サイコアッパーやサイコクラッシャーでの対空のみに専念した方がいい。特に相手がガンガン攻めてくる相手ならなおさらだ。まともに戦っても回転率の悪いベガの技でははっきり言ってたいうちできないだろう。

　ベガの本領が発揮される間合いは、密着戦である。

　この間合いでは小技をキャンセルして必殺技につなぐ。特に使えるのはヘッドプレスである。この後うまく操作してサマーソルトにつなぎさらに地上技につないでキャンセルヘッドプレスにつなぐのが理想である。がしかしそんなに単調なことをやっていても相手は食らってくれないので、サマーソルト（地上入力）や、ジャンプ攻撃を混ぜて使っていこう。うまく操作すれば昇龍拳系対空必殺技にはほとんど当たらないので、これだけでかなり攻めることが出来る。すなわちベガは空中から敵を押さえ込むのが戦い方の基本といえる。

　ロングレンジはベガの得意な間合いである。なぜならばベガにはサイコショットがあり、またヘッドプレスとサマーソルトがあるので遠くてもすぐに近づいて攻撃することができるからだ。間合いの主導権を握るのはこのゲームでは非常に重要なことである。

　まずサイコショットを撃つのが基本。相手がそれをガードしているならヘッドプレスか、サマーソルトで近づいて奇襲する。

　相手がジャンプしてきたなら着地にシャドーミドルキックを重ねる。溜まっているならサイコクラッシャーが有効。

　大切なのはベガがロングレンジで強いのはロングレンジで強いと言うよりそこからすぐ攻めれることにあるという事だ。

　勝負は一番重要な間合いをでの戦いをどう制するかにかかってると言える。

　この間合いで主に使用するのはシャドーミドルキックとスピンブレイク（垂直ジャンプ）。シャドーミドルキックで押しつつ、相手の飛び込みや飛び道具にスピンクラッシュを合わせていく。相手が動くのを躊躇しているようならサマーソルトを使うといい。逆に相手が動き回るなら少し待ってサイコアッパーやサイコクラッシャーを使うといい。