Triangleヒロイン第6弾
 魔法戦士スイートリップ監禁ver

(2007/03/09)

ワンフェス2007年冬の新作、スイートリップ監禁Verです。 元絵はPush!2004年4月号に書き下ろされたイラスト。私は今でもこの絵がスイートナイツシリーズの絵の中でもベストだと思っております。 暴力的にガムテープで拘束され、触手を突っ込まれたリップの痛々しい姿。想像を掻き立てるビーカーやトレイ・ピンセットなどの小物。華やかな色合いのヒロインコスと暗い地下牢のコントラスト等、見所が多いイラストで、一目見てほれ込んでしまいました。それだけにいざ作るとなると, ポーズの難しさもあってなかなか納得のいくものができず、試行錯誤の連続でした。肩周りから腕にかけての造形が最もてこずりましたね。 顔周りのパーツはパズルのように組み合わされるので、十分に仮組みを行なってから組んでください。


各パーツの彩色ですが、まずリップ本体。髪の色はフレッシュ2にクリアイエローとナチュラルブラウンをを少量混ぜたものをベースに、影色としてマホガニーを吹いています。マホガニーは濃いので先に塗らず、細吹きで仕上げたほうが良いようです。肌の色はノーツフレッシュとピンクフレッシュで、今回蛍光クリアーをコートしました。ストッキングはブリリアントピンクと白で、さらに上からコトブキヤのホワイトレッドパールを吹きました。影色にはブリリアントピンクを薄めたものを細吹きしています。髪飾りや下着はエメラルドグリーンと白で、さらにホワイトグリーンパールを重ねました、光沢が出過ぎると金属っぽくなるのでほどほどに。乳首はアクリルクリアーオレンジとクリアーレッドを適量まぜ、筆塗りしました、境目はドライブラシッぽく行います、テープの黄土色はイエローに白を加えた薄黄色に、一寸づつ黒を混ぜて作りました。靴はツヤあり黒、服はつや消し黒を塗ります。スカートのリボンはブリリアントピンクをそのまま塗りました。
触手の彩色は、エメラルドグリーンに蛍光グリーンを交ぜた彩度の高いツヤありの緑をベースに満遍なく吹きました。その上から、影にビリジアンと蛍光グリーン、ハイライトにはベース色にさらに蛍光イエローを交ぜた黄緑色を多少斑になるように吹きました。その上から玉状のコブに銀色を筆塗り→マゼンダ原色を塗り重ねました。仕上げとしてエナメル黒でスミ入れを行い、何ヶ所かにエナメルクリアレッドで血管状の線を描き入れました。仕上げにクリアーコートを厚吹きして完成です。
トレイはスターライトシルバー。ビーカーは、一応キットにも複製品がついておりますが、クリアー素材ではありませんので、自作をお勧めします。100円ショップで買ってきたアイラインマーカーの透明キャップを切って、中に緑のおゆまるを突っ込んで、怪しげな緑の液体が満たされたビーカーを作ります。 元絵ではさらにピンセットがついておりましたが。これは省略しました。気になる方は針金かアルミホイルで自作をお願いします。実はピンセットの変わりにクスコをキットに付けようと計画していたのですが、上手く抜けなかったので断念しました。
ベースは、鉄格子はガンメタル、床はニュートラルグレーに白を混ぜて2段階のグレーを作り、グラデーションをかけて吹きました。鉄格子はφ3の穴を5つあけ、床の幅が小さいタイルの列に接着し、付属の金属棒を立ててください。

彩色が終了したら組みですが、両腕と上着、前髪を除いた顔と髪、胴体と細いちちもみ触手は先に接着しておくことをお勧めします。背中のリボンとこのちちもみ触手の配置はかなりギリギリなので、仮組みを十分に行い、足が浮いてしまうようならリボンをちょっと削ったほうがよいでしょう。 スカートは接着せずに、ただ置いておくだけです。
最後の仕上げとして、涙・触手の汁を追加します。いずれも100円ショップのゼリータイプ瞬間接着剤を、ツマヨウジで円く、又は流れるように盛って作ったものです。今回は行ないませんでしたが、シアノンなどと交ぜて使えば、白濁液が作れるかもしれません。触手の先端には、透明ミシン糸を貼りつけてたらし、同じく瞬間接着剤を糸に沿ってたらしてねばねば糸引きを作りました。

至らないところもありますが、目標としていた絵を立体化できて大変満足しております。特に触手の作成には極めて大きな達成感を得れました。触手フィギャーはまたいつか作ってみたいですね。

モロ

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