エゥーゴ軍が開発したMSZ−006は連邦正規軍でも高く評価され、MSZ−006C1が少数ながら正式採用された。その一方で更なる試験が続けられ、R型においてはWRモードを増加装備として切り離された運用形式がなされた。これは本体の変形システムを簡略化し、コストダウンするための処置であり苦しい選択であったと思われる。
現にRGZ−91以後、Z系TMSが開発されたとする資料は確認されていない。なおこのRGZ−91はアムロ・レイ大尉が使用した記録があり、彼の乗機は特別な改良が施されていたらしい。むろんその機体が1機しか存在しなかったことはいうまでもない。
初出:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア