アナハイム・エレクトロニクス社が79タイプをベースに設計した機体。
本来は連邦軍のRGM−79に変わる主力機として想定し開発された機体だと思われる。
エゥーゴは当初主力機として06系MS(MSA−002)の開発をアナハイム社に依頼しておりその軍事予算を組んでいたが、実際配備された機体は79系のこの機体であった。
「コストパフォーマンスが悪い」とよくいわれるのはエゥーゴ軍が本来なら安価に製造できる06系の配備を予定していたためであったと思われる。
アナハイム社ではティターンズ崩壊後の新体制の連邦軍にこの機体の正式配備を期待していたと思われるが、連邦軍上層部の思惑や軍備縮小による予算削減などにより正式認可はされず、代わりに現行の79Rにさらなる改良が加えられた「RGM−86R」及びその系列タイプが配備された。
その後アナハイム社も79系生産ラインは86Rの新製造機に切り替えられ、MSA−003は数種のバリエーションを残しその生涯を終えることとなった。


初出:機動戦士Zガンダム

エゥーゴ全領域汎用
迎撃型量産機
RGM-79D