軽量化によって生まれた固定武装は多様化する局地戦により様々なバリエーションを展開させていった。
近距離での攻撃用として開発された「ヒート・ロッド」はその有効性が疑問視された。これはその特異な攻撃方法がベテランパイロットならともかく若手パイロットにとっては使いこなせなかったのではないからだろうかと思われる。
そこでヒートロッドを廃止し右腕部にも75mmマシンガンを装備させたのが「MS−07C(C−1)」である。
装甲も強化されたため07の標準装備であったシールドを必要とせず、火力に重点を置いたことから「重装型」と呼ばれるようになった。
またこのC−1型では両手のマシンガンの口径を75mmから85mmにアップさせる試験も同時に行なわれていた。
だが更なる武装強化が計られ、ヨーロッパ戦線に投入されたのはこの「C−1型」以降のタイプである。
初出:MSV