ジオン軍正式採用
地上用戦闘型量産機

MS−07B−1

MS−07のB型は開発段階から固定武装が計画されていた。YMS−07試作三号機に、軽量化により生まれた胴体内のスペースに5連装75mmマシンガンを内蔵し右腕にヒートロッドが装備された。この機体から外装が整理され5連装マシンガンの装備をを左腕部に移されたのが先行量産型YMS−07Bである。
B型の装備の一つであるヒートロッドは電流が流れるワイヤーで、右腕部から射出され先端部にあるフックで目標物に引っかけた後、電気系統をショートさせ行動不能に陥らせるのである。
月面グラナダ基地とキャルフォルニアベースのMS−06J生産ラインは量産型MS−07Bに転用され生産が開始されたもののジオン軍は「地上での移動速度の問題」をこの機体では解決されたとせず、更なる新型機の開発をMS開発メーカーに打診したため07の生産期間はそれほど長くはなかった。


初出:機動戦士ガンダム